タイトル:

学校で起きるいじめについて考える

本時のねらい:実際にいじめが起きる原因やそれぞれの子供たちの心情を考えるときにいじめられる側といじめる側から考えてみたときに、いったい何が原因でどのような考え方がっていじめが起きているのか、またいじめが引き起こす下人というのを考察し、学校で起きるいじめというものについて深く触れてみる。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 新聞記事を熟読してもらってその記事について感じたことを理由付きで聞いてみる。 今回いじめにあった生徒が可哀そう。いじめとは改めてやってはいけないことであると感じた。 発表させる前に自分の考えをまとめるために、紙を生徒に渡しておく。 道徳教育の理論と実践新聞記事2
展開

1.クラスで2つのグループに分かれて、片方をいじめる側、もう片方をいじめられる側としたときに、いじめる側のグループには、いじめいる人の心情、なぜいじめるのか、その時の心情について聞く。いじめられる側のグループには、いじめられることによってその生徒の次の行動に与える影響、クラスに与える影響について聞く。
(読んだ記事とは関係なくても良い。)

いじめる側
・相手がうざかったからいじめた
・いじめるつもりはなくてただいじっているつもりだった
いじめられる側
・いじめ過ぎてて自殺に追い込んでしまう可能性がある。
・一人がいじめることによって自分も巻き込まれるのが怖くて誰も助けが来なくて、さらにいじめている人に加担する人も出てきそう。
2.別れた2つのグループで意見交換をして、改めて今回の記事においていじめた側の原因となる心情、そしていじめられた側が感じたであろう気持ちとその次に起こしそうな行動についてまたグループ内で話し合わせた後、意見を聞いてみる。 いじめる側
・話題になっていた原発の出身地から来た子なので放射線やばい菌が移るから近寄りたくない。
・いじめているつもりはなかった。
いじめられる側
・学校が嫌になって不登校になるのではないか。
意見交換では先生がなるべく仲介してあげることでスムーズに意見交換を行うこと。
3.再び意見交換をして、いじめの怖いところは何かみんなで考察した後出た案を聞く。
また他にも学校内で起こりそうないじめは何があるか聞いてみる。
いじめの怖いところ
・自分がいじめと思っていなくても相手にはいじめになっていることが多くある。
いじめられる人の味方がいないところ。
いじめの種類
・物を隠す
・人の物を壊す
まとめ 学校で起こるいじめについていじめられる側といじめる側の両方面から考えてみて、改めて学校で起きるいじめとはどんなものなのか聞いてみる。 ・いじめとは、生徒のこれからの人生をを変えるような出来事である。
・いじめとは怖いものである。
最後にいじめる側がいじめる理由は理不尽なものが多いことをしっかり伝えること、いじめられる側にはつらい日が続いているということを生徒にうまく伝えるように一つ一つの先生の発言を考える。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中1   中2   中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: 内容項目
(9)相互理解、寛容
(15)より良い学校生活、集団生活の充実
評価の観点:
今回の授業における、道徳的にふさわしい発表や発案を積極的にできているか。
それぞれの発言に、自分の道徳的価値を捉えながら根拠を持ち、一つ一つの発言が道徳的本質の理解に導くような発言ができているか。
いじめというものを様々な視点から考えたときにいじめの怖さや本質というものを踏まえた発言ができているか。