タイトル:

遺伝子改変によって人の機能を先天的に創ることはいいことなのか否か、またどこまでのレベルでして良いか

本時のねらい:一般的な意見として、遺伝子改変やクローン技術についてはあまり良い認識はされておらず、今回の発問においても、肯定的な意見はあまり多くないと考えられるが、しかしこの技術によってもたらされる良い影響というものもあるので、実際に生徒に考えてもらいたいのはその先である。どの程度までなら遺伝子改変も許容されて良いかということを議論していきたい。つまり賛成、反対の2択ではなく、自分なりの基準を見つける、あるいは作ることが本時の狙いである

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 自分の思い通りの子供が作れたらどうしますか?
「全部自分の思い道理になったら楽しくないからしない」
「本当にできるのならば思い道理の子供を作ってみたい」
 まずは先生である自分が意見を言うことで発表の流れを作る IMG_5632
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1.自分の思い通りの子供を作ることのメリットは?

 自分の思い道理なので子育てが楽
 この発問の前に、子供たちにこの技術について知っていることや、どんなイメージがあるかを聞いておくと良い
 
2.では、デメリットは?  子供の内面までは自由にできないから子育ては楽じゃない
 技術が完璧じゃなくて他のところで支障がでるかもしれない
主観だけでなく、倫理観、法律(憲法)的観点など様々な観点で考えさせる
3.赤ちゃんの立場で考えて見ましょう  赤ちゃんからしても自分の機能が良いことはうれしい
 人としての挫折や、失敗の機会が減るので人としての成長ができない
ここでは賛成はと反対派のどちらの意見かをはっきりさせておく
まとめ 遺伝子改変に関わる法律を作るとして、どのレベルまで許しますか? 生徒によって様々な反応がある この発問だと、遺伝子改変は悪いことという印象が入ってしまうので、そこは補足を入れておく
  素材 追加資料
参考資料
学年 中3  
カテゴリ(教科) 理科   道徳   総合  
メモ: 内容項目は(9)相互理解、寛容(19)命の尊さ
評価の観点:
自分なりの考え、基準を発表できているか評価する。
また、これに理論的な根拠(しっかりとした理由)があるとよい