タイトル:

宗教理解と自己理解

本時のねらい:今日において国外では人種だけではなく宗教による紛争や内乱が起こっている。そこには宗教に対する寛容さが欠けていると思われる。
本授業では日本人の宗教観と外国人の宗教観とを比較して考えその違いを知ったうえで、他者に配慮することを学ばせる。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 宗教とはどういったものか発表した後に日本に存在する宗教の種類を聞く。 ・宗教について説明後もよく理解できず疑問に思う。
・生徒の近隣にも宗教を名乗るものがあることに気づく。
・日本に宗教があることに疑問を持つ。
・神社は宗教に入るのか考える。
・お寺は宗教に関係あるか気づく。
・仏教の中でもいろいろあることを発表する。
・キリスト教でも種類があることを発表する。
・自分たちの生活に宗教が関わっていることに驚く。
・自分の周りにはそんなものはないと思う。
・自分自身は宗教に関わっていないと思う。
意見があまり出ないようならば、年間行事になぞらえて考えさせる。
展開

1.日本で信仰されている宗教の中で多いものについて発表する。

・日本の宗教について考える。
・仏教は日本の宗教だと思う。
・神道が何か興味を持つ。
・日本に神様はいるか疑問に思う。
・日本にはいろいろな神様がいることに気づく。
・古事記など神様が扱われている書物があったことに気づく。
・天皇が神様に関わっていることを思い出す。
・日本の神様は仏像のような感じを想像することを発表する。
・日本人の生活のなかでどのように宗教とかかわっているか興味を持つ。
・キリスト教も日本の中では信仰する人が多いことに驚く。
日本史と並行させて考えさせる。 道徳資料
2.世界宗教(キリスト教・イスラム教・仏教など)について発表する。 ・世界にもいろいろな宗教があることに驚く。
・宗教がその信仰者の生活に影響があることに驚く。
・気候などが宗教に関わっていることに気づく。
・宗教の決まりが食事制限を与えることを思い出す。
・信仰することがたくさんの人とつながりを持つことに気づく。
・ヒンドゥー教のように名前を知っている宗教を発表する。
地図帳なども使い地理的条件や歴史的視点も手掛かりにしながら考えさせる。
3.日本の宗教と外国の宗教を比較して考えの違いを意見交換して発表する。 ・どこが違うか悩む。
・礼儀のような部分が違うと考える。
・日本はたくさん神がいて外国はひとりの神がいることに気づく。
・日本は島国でいろいろな宗教が入り混じっているのに外国はある程度宗教の組み分けができていることに気づく。
・明確にここが違うとは言いにくいことに気づく。
・文化にもかかわっている可能性を考える。
・宗教での決まり事が生活に影響していることに気づく。
・もしかすると違いと思っているだけで本当は何か共通することがあるかもしれないと思う。
今までを振りかえりさせて神についてのことや信仰者について視点を向けさせる。
まとめ 宗教における信仰の違いは人々の思考の違いに似ていることから他者の理解について意見交換し、発表する。 ・宗教上の理由だがそのように考える人がいるのか疑問に感じる。
・他の人の考えを理解するように相談する。
・相手の意見を理解してから発言する。
・日本人同士だったら理解できると思う。
・そもそも他者と関わるときに宗教は気にしていないと思う。
・宗教的な考えが人の考えに依拠しているとは思わない。
信仰者の生活に目を向けさせて他の宗教の信仰者とを比較させる。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中1  中2  中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ:
評価の観点:
意見交換の際にグループ活動を行い、そこでの活動で評価する(役割分担)。

その他に積極的に意見を発表した者には補助的に評価をする。