本時のねらい:今や多くの人々が利用していると考えられる、コミュニケーションアプリの「LINE」だが、使い方を誤れば、仲間内に亀裂を生じさせたり、友達の心に大きな傷を負わせたりすることに繋がりかねない。そこで、この記事を読み、自身のSNS(TwitterやLINE等)の使い方を見直し、更に「友達とは一体何なのか」ということを考えるきっかけとなれば良いと思う。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | みなさん「LINE」は利用していますか? クラスのLINE利用率を確かめてみる。 |
•はい!(スマホ) •ガラケー 利用 •ガラケー 利用していない •利用していない(スマホ) •パソコンで利用 |
•LINEを何のために使っているかを少し聞いても良い •ライン利用率は 全体で90.3% 10代で96.9%(2015年 スマートフォン利用者実態調査) |
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展開 | 1.記事を読んでもらう。 |
•未読無視/既読無視 •メッセージを送る相手を間違えてしまい、その相手との関係がギクシャク •一方的にメッセージを送った •返信を急かしてしまった •友達の秘密をばらしてしまった •悪口を言われた |
10代の4割が悪意のある投稿経験あり。 この数値は前年と比べて1割程度増加していた。 |
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2.LINE(他のSNSでも同様に)は、ちょっとしたことでも人を傷つけてしまう事がある。 そこで、何故そのような危険性があるのかを考えてもらう。 |
•顔や表情が見えない •相手の考えている事が分かりづらい •相手との都合が合わず、中々連絡を取り合えないこともある •掲示板とかだと、匿名で何でも言えてしまう •不特定多数の人々にメッセージが見られてしまい、人によって言葉の受け取り方が違うから |
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3.ここまでにLINE等のSNSの危険性について考えてきた。 皆さんは、SNSを「友達」とコミュニケーションを取るためのツールとして利用する事が多いと思います。 そこで、「友達」とは何かについてあまり深く考えずに考えてもらう。 |
•大切な存在 •かけがえのない存在 •一緒にいて楽しい •何でも言い合える •何でも相談できる •困ったときに助けてくれる •互いに高め合える •落ち込んでいる時に励ましてくれる |
深く考えてしまうと、非常に難しい話題となってしまうだろう。 なので、気楽に考えてもらえるような問いかけをする。 |
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まとめ | SNS(主にLINE)について考えてきたが、これからどのようにSNSを利用すれば良いのかを考えてみよう。 そして、SNSを正しく利用しよう。 |
•友達でも最低限の礼儀は必要だ •言葉遣いには気をつけていきたい •分かりづらい文章は送らないようにしたい •誤解を招く発言はなるべく避けるようにする •相手の事を思いやる •何でもかんでも発言しないようにする •使いすぎない |
- ●評価の観点: