タイトル:

脳死

本時のねらい:脳死を通じて人間の命について深く考える

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 生きているって何だろう?生きているって感じるときは? ・喜怒哀楽を感じられる
・呼吸をしている
・ごはんを食べる
・友達と会話している時
・誕生日に祝ってもらうとき
・喜びを実感できたとき
・楽しみ、目標があるとき

展開

1.臓器移植の現状を見て、気づいたこと
(グラフ内の法改正:改正臓器移植法の成立により、「脳死は人の死」を前提に、本人の意思がわからなくても臓器提供が可能になった)

・法改正して、心臓移植患者急増
・臓器希望者に対して、実際提供してもらえるのはごくわずか。
・大勢の人がドナーを待っている。
2.脳死は人の死か? (人の死派)
・生活できない
・感情がない
・ドナーを待っている人は大勢いる→人の死と考えるべき
・臓器提供で人の命を救える
・脳に神経が集中しているから
・話せなくなるから(あった実感がしない)
・心と体があって人
(人の死ではない派)
・脳は動いていなくても心臓は動いている
・家族目線で考えると死とは認めたくない(あきらめられない)
・意識が戻る可能性が0%とは言い切れない
・脳死の人の手を握ったら握り返されたという話をよく聞くから。
班で話し合った後に全体で意見を共有する。
3.ドナーの家族の体験談、臓器移植経験者の体験談を読む 両方の立場の実際の意見をバランスよく紹介する。
まとめ この授業の感想

人の命は法律などでは決められない
・臓器提供者は、提供された人の体の一部として一緒に生きている。
・ドナーになりたい
・脳死は人の死とも死ではないとも言い切れない
・生きているの定義は難しいと思う