本時のねらい:現代はSNSが普及していて、いつでもどこでもコミュニケーションをとることができるとても便利な時代へと変化している。しかし、その一方、世間ではSNSによる誹謗中傷で心に深い傷を負ってしまっている人たちが増加している。今の中学生は昔よりもスマホの所有率が高く、また自分のスマホを持つ生徒も多い。そこでSNSの怖さや言葉の力を今回の事例のもとに理解させ、SNSや言葉の力、責任を理解させ、SNSによるいじめをなくすことを目的とする。また中学生は初めての受験や思春期という事もあり、長い人生の中で最も精神的につらい時期であると私は考える。そんなときに今回の事例のように励まし合う言葉や共に戦う姿勢を見習ってほしいという事が趣旨である。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 皆さん人生で一番つらい時期、大変な時期っていつだと思いますか? | 受験期 闘病中 部活の最後の大会前の練習、試合での緊張感のある場面 |
辛かった時期は生徒たちは話しにくいと思う。そのため今後起こりうるだろうつらい時期について考えさせる。 | ||
展開 | 1.新聞記事を読ませたうえで、今回のようなコロナ禍の闘病中で仮にLINEのような非接触でコミュニケーションをとることができない場合、あなたが貞弥さんであったら、 |
おいしいごはん 家族との時間や何気ない会話 |
特に後半の貞弥さんが闘病中に心の支えとなったといわれているLINEのやりとりのところに着目させ、お金やものでは解決ではないという事を理解させる。 | S__111468555 |
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2.SNSと会話の違いって何だろう? | SNSは写真やファイル、動画も遅れたりする。 履歴として会話が残る。 会話じゃ言いづらいことも言えてしまう。 |
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3.2の質問も踏まえ、自分がつらい時期を経験しているときにSNSと会話それぞれの役割と共通している役割を考えよう。 | 会話は人の顔を見ながら話すことで、その人の心情が伝わりやすい。 SNSは履歴として残るため、すぐに会話を何度も見直すことができる。 勇気づけてくれる。 |
2の質問で考えたSNSと会話のメリット、デメリットを考えたうえで困っている人を助けるための言葉としての術を学ばせる。 | |||
まとめ | LINEや何気ない会話は楽しくても人の心情を大きく動かしたりといった大きな力がある。今後このような場面は長い人生の中であると思うので、今回の授業で学んだことを忘れずにつらい時期を助け合って、乗り越えていってほしい。 |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中2 |
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カテゴリ(教科) | 道徳 |
メモ: |
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- ●評価の観点:
- SNSと会話のそれぞれの特性を理解したうえで言葉の力の大きさを理解できたのか。