タイトル:

「良い生き物」と「悪い生き物」

本時のねらい:自然環境について人間がどのように関わっていったら良いのか、考える機会を設けたい。

基本的にこちらの発問についてはグループで考えた上で生徒に聞いていくスタイルをとりたい。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 「外来種」と呼ばれる生物について、どう思いますか?
グループで考えてみてください。

それでは各グループ、どんな考えが合ったのか発表してみてください
・悪い生き物
・駆除するべき
・環境に良くない
など
外来種についての知識が、学年によってはまだない場合があることが予想される。外来種についてまとめた国立環境研究所のホームページを生徒に見せる。
展開

1.(新聞記事を見せる)

この新聞記事を読んだ上で、改めて「外来種」と呼ばれる生物についてどう思いましたか?

・やっぱり駆除するべき
・少し可哀想
・キショウブの方がキレイじゃないか
など
当たり前のように外来種が駆除される。
その動きに対して疑問を投げかける意見について触れてもらう。
2.ところで、この記事を書いた人は外来種の駆除に疑問があるようです。
どうしてそう感じたのか、思いつくことはありませんか?
・外来種を見たい人がいるから。
・大変じゃないのか?
・そんなに元々の自然を守ることは大事なのかと思ったから
・どれも皆同じ生き物だから
など
反対意見の立場になって考えてもらう。
あまり意見が出なければ、再度記事をよく読んでもらえれば意見が出てくると思う。
3.ではなぜ、それでも駆除した方がいいと考える人がいると思いますか? ・やっぱり日本の環境が大事だから。
・在来種が可哀想だから。
など
今度は前問の反対の考え方について考えてもらう。
外来種の駆除の方が一般に受け容れられているので考えがあまり出てこないかもしれない思うが、それでも理由を考えて出してもらう。
まとめ 外来種を駆除するというのが主流な考えですが、しかしその外来種も同じ生き物であるという思いが、難しいところですね。

それではこれから私たち人間はどうしていったら良いのか、思いつくことはありますか?外来種の駆除に賛成か反対かを自分の中で決めた上で、考えてみてください。

また、自分個人としてはどうしたらいいのか、何か思いつくことはありますか?
・そもそもこれ以上外来種を入れないのが良い
・やっぱり駆除はした方がいい。人間が環境を壊してしまうのは良くない。
・食べたりできるなら有効利用したらいい。
・駆除しなくてもいい。自然はか変化するものだと思う。

・ボランティアに参加する
・環境についてよく考えている人を選挙で選ぶ。
・外来種を入れないよう、自分も気をつける。
最終的に、どうしたらいいのかはまだハッキリしていない、自分たちがどう環境に関わっていくべきか考えなくてはいけないと伝える。
  素材 追加資料
参考資料
  1. IMG_2879[110]
学年 中3  
カテゴリ(教科) 道徳  環境教育  
メモ: http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/
評価の観点: