本時のねらい:自分で考えること。正解は自分しか決められないことの理解。客観的に物事を見ること。
命の尊さ。罰とは。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 食べ物の好き嫌いすることはいい?わるい? 理由は? |
どちらかの意見に賛成する。理由を言う。具体例:(いい派)別に栄養は他のものでもとれる。嫌いなものを食べるのはつらいから。 (悪い派)命をいただいている。せっかく作ってくれたものだから残すのは申し訳ないし、もったいない。好き嫌いは良くないって習ったから。好き嫌いがない方が栄養がバランス良くとれる。 |
生徒に、理由を述べさせる。黒板を使い意見をまとめる。 | ||
展開 | 1.新聞を読ませる。 |
新聞を読む。 どちらかの意見を選び、理由を言う。具体例:(いい派)アレルギーとかやむを得ないこともある。生物学的な反応で「味覚嫌悪学習」がある。 (悪い派)極端な偏食になるかもしれないから。駄目なものは駄目。 |
読む時間をしっかりとる。 |
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2.食事は生命をいただくことである。と強調する。 命をいただくのに我慢する(感謝をしない、嫌々食べる)のはどうだ?と質問する。 |
少ししんみりする。おそらく好き嫌いはしてはいけない派が増える。 |
できる限り、生徒を惑わせる | |||
3.もう1度、新聞を読ませる。「嫌いなものがあったり食が細かったりする友人が給食を残すことを許されず、給食の時間が終わって昼休みになっても遊べなかったことがありました。」このように好き嫌いなどで食べれないことは罰するべきか否か? | 具体例:(罰する派)罰があった方が好き嫌いがあっても食べざるを得ないから栄養はバランス良くとれる。 (罰さない派) 法律で定まっている訳ではない。他のことに影響を与えるのは良くない。 |
新聞は1度読ませているのでさらっと読ませる。 時間が余り、かつ生徒の中で罰しない派が多いならば、日本の給食指導制度(好き嫌いは駄目)について考えさせる。 |
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まとめ | 好き嫌いはしてもいい?わるい?には正しい答えはない。自分で判断することが大切。その判断基準は己の感覚、知識すべてを使い、1度は客観的に考え、判断するべきである。 生徒個人の考えを紙に書かせる。また、客観的に物事を考えさせる。 |
もやっとしている。 自分の意見を書き起こし、整理する。 |
個人の意見は言わない。 生徒に書かせる紙に、もし、自分の子どもに好き嫌いはしていいかどうかを教えるならどうするかを書かせる。 |
- ●評価の観点: