本時のねらい:過去の「残してはいけない」と考える傾向の誤りを認識してもらったうえで、「食」の正しい方向性を示すことにより、全ての生徒にとってこれからの給食の時間が楽しみなものとなること。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 「皆さん、給食は好きですか?」「なぜ好きなのですか?」「なぜ嫌いなのですか?」 | 好き! 嫌い! 「おいしいから」 「嫌いな食べ物が沢山あるから」 |
導入で興味を持たせるとともに、何の話題か把握してもらう。 | ||
展開 | 1.「みなさん色々あるかとは思いますが、まずはこの試料を見てもらいたいと思います。」 |
・先生が悪い ・残すのはよくない ・残すと農家の人が悲しむ |
「どう思いますか?」という質問により、生徒の意見を一方向に誘導しない。 | ||
2.「この先生はどういう気持ちでこんなことを言っているのかな?」「給食を残す生徒はどんな気持ちかな?また、残したことがある子はどんな気持ちだったかな?」(ワークシートに記入してもらう)→グループで話し合い→発表 | ・残すのはよくないと考えている ・生徒は嫌な気持ち ・給食の時間が嫌いになりそう ・でも残すのはよくないとおもっているのではないか |
生徒の意見ひとつひとつに真摯に向き合い、しっかりと反応する。 | |||
3.「先生はどのように指導するべきかな?」 「どうしたら生徒は気持ちよく給食の時間を過ごせるかな?」 |
・無理矢理食べさせない | ||||
まとめ | 「好き嫌いがあるのは、わざとじゃないからしょうがないよね。人間は十人十色というけれど、好き嫌いがあるのも1つの個性じゃないかな。その個性を押し殺して、苦しんで嫌いなものを食べるのは、先生は違うと思うな。確かに、農家の人や、動物の命に感謝して食べなければならないけれど、嫌いなものは本当にしょうがないものなんです。1番いいのは、誰かが嫌いなものは、それを好きな他の人が食べてあげるということですね。」 | ・困っている友達がいたら協力しよう |
- ●評価の観点: