タイトル:

差別とコロナ

本時のねらい:差別はいけないことだと認識したうえで、コロナ差別について考えさせる。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 黒人と白人の社会的背景を軽く説明する。
資料1を読む。
今日は差別について考えます。
今回の差別は何と何を差でしたか?
どちらが悪いでしょうか?(挙手制)
肌の色、白人と黒人
白人。今の社会は昔と違って平等であることを知らない。
悪いことをしたからって暴力を振るっていいわけではない。
白人が悪いという反応が多めになる。
ここまではスムーズになるべく時間をかけない。
差別
展開

1.では、別の差別の例を考えてみましょう。
資料2を読む。
    今回の差別は何と何を差でしたか?
どちらが悪い(倫理的にダメ)でしょうか?一人ずつ考える。プリントを用意。顔文字で自分の気持ちを表現しやすくするなどの工夫。その後に班ごとで話し合う。
差別養護派から発表してもらう。

差別養護派多めはよい。

コロナウイルスを持っている人ともっていない人または持っている可能性が高い人。

しょうがない。自分の身の安全を優先させただけのこと。
自分がかかってしまったら他の人に迷惑をかけてしまう。
他の会社員の人は自宅で安全に仕事しているのだからタクシーの運転手さんも安全をとっていいはず。
タクシーの運転手さん。コロナかどうかは分からないのに同じ病院に勤めているだけで乗車を拒否するのはひどい。これは差別。仕事放棄。
乗車拒否
2.資料1と資料2はどちらも差別に関する記事です。
にもかかわらず、差別養護派が多いのはなぜ?
差別養護派の人に発表してもらう。
   ↓
反対の人に養護派の意見を聞いてどう思ったか。
意見が出ない場合は教師から発問する。(じゃあ差別していいの?)
ウイルスは命にかかわることだから。
みんな平等に自分の命の安全をとる権利があるはず。

みんなが言っていることも分かる。
どちらも差別に変わりはないよ。
3.
まとめ 資料1、2のように差別にも種類がある。
コロナは感染症だから難しい。命の重さ。
生徒に考えてもらうことが大事だからまとめはしない。
差別はダメという教え。社会に出たらすべてが白黒つくわけではない。
臨機応変に。考えを柔軟に。相手の意見を聞けるようになってほしい。

時間は残り5分くらいでまとめにはいるくらいがちょうどいいのでは。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中2  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ:
評価の観点:
自分の意見が持てるか。
違う考えの人と向き合えるか。