タイトル:

何をするべきか考える

本時のねらい:新型コロナウイルス感染拡大による県外ナンバー狩りの事例を取り上げたうえで、実情を把握することから物事を深く考えて行動する力を養うことを目指す。
内容項目:(1)自律、(9)相互理解、(15)集団生活の充実

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 コロナウイルスで一番印象に残っているニュースは何ですか? ・日々の感染者数
・県外ナンバー狩り
・緊急事態宣言
など
コロナウイルスの全容を把握できるように事前にネタを準備しておく スクリーンショット (19)
展開

1.県外ナンバー狩りというものがありますが、皆さんは県外の人に対してどのような印象がありますか?

・恐い
・普通
・来ないでほしい
など
実際に県外ナンバー狩りは人のものを傷つけるおこないであり、どんな理由であり正当化させれはいけないことを伝える。
場合によっては実際に適用される刑罰についても簡易的に伝える。
2.なぜ県外から来る人がいるのか。(県外ナンバーの車はなぜあるのか) ・仕事
・観光
・帰省
・県外出身者の県内住み
教師側は事前に、なぜ県外から人が来るのか調べておく(この時、地元に根差したものであると良い)
・県外企業が多いなど
また近くの仲間と考えてもらい出た意見をワークシートにまとめる。
3.どうしたら県外ナンバー狩りのような他人危害を加えることが起こらないようにできるか? ・県内在住のシールを張る
・自分が感染対策をする
・県外から来た人がどのような目的で来たのか知る
・センシティブになりすぎない
・各々で意見を考えてもらい、その後、近くの仲間と共有してもらい、ワークシートにまとめてもらう。
まとめ 県外ナンバー狩りが起こらないためにはどうしたらいいだろうか? ・ニュース記事のように報道で、県外から人が来る理由を伝える。
・県外の人も自分もコロナウイルスを持っているかもしれないという自覚を持つ。
・自分が他県でやられたらどう思うのか考え行動する。
・深く考えて、その人の事情などを考慮する。
ここが本時のまとめであり、非常に大切な学びであるため、何人かの班に分けて意見を出し合ってもらう。それを発表し、ワークシートにまとめることで、意見の多様性を増やし、深く考える力を養う。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中1  中2  中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: 県外ナンバー狩りをなくすにはどうしたらよいかを考えたが、コロナウイルスの収束に向けて県外ナンバー狩りではない違うやり方はないのかといった次の手にまでつなげられる教育が良いと感じた。今回の授業展開ではそこまで展開すると、順序が飛んでしまうため、県外ナンバー狩りという問題のみに焦点を当てた。
評価の観点:
相手の立場に立ってどれだけ考えられたか。
実際に必要とされていること(するべきことは何か)を明確にする。