本時のねらい:本時のねらい:・男女平等社会について再考してもらう。また、自分らしさとは何なのか、自分とは何なのかも考えるきっかけ作りにしたい。
・「らしさ」というのは人それぞれであり、それらを尊重することの大切さについて学習してもらう。自分はもちろん他人の「らしさ」を否定せずに話し合いをしたい。
内容項目
(9)自分の考えや意見を相手に伝えるとともに,それぞれの個性や立場を尊重し,いろいろなものの見 方や考え方があることを理解し,寛容の心をもって謙虚に他に学び,自らを高めていくこと。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 社会(公民)で男女平等についての法律を習ったことを前提に、女性の社会進出が進んでいると言う話から始める。身の回りのことについて聞いていく。 | 男女平等参画社会基本法や男女雇用機会均等法が挙がると考えられる。そのときに、それらの内容について考えさせ、どのような法律であったのかも再確認させる。 | ただ社会の公民分野でどんな内容を学習したかについて思い出させる程度でよい。 | ||
展開 | 1.1.新聞記事を見せる。男らしさってなんなのか、本当に男女平等であるのかについて各自考える。出た意見をグループごとに意見を出し合う。その後クラスで意見を共有する。クラスで意見を出し合う際には必ずその生徒の考えとその考えに至った経緯、理由などを聞く。 |
おそらく「男子だから…」「女だから…」ということはいけないという意見が出ると考えられる。そこで、それはなぜかについて考えさせる。また、身の回りでそのようなことが起きているのではないかと問いかける。 | 生徒が各自自分の考えを言った後に、回答に対してさらに一つや二つ質問を投げかける(その考えに至った経緯を話させる)。 またこのときに、自由な意見交換をするために、否定的な意見を言わないというルールを決めておく。 |
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2.2.〇〇らしさについて考えさせる。ここで自分らしさについて考えさせる。 | 各自授業プリントで作業する。 | 人と話し合うのではなく自分だけで考えて書かせる。自分を見つめ直す時間にする。 | |||
3.3.自分らしさについて考えたのち、それが否定される社会を仮定すると私たちの生活はどのようになるか、より住みやすい社会になるためにはどのようにすればよいのかを問いかける。時間があればクラス全体で意見交換。 | 各自授業プリントで作業後、クラス全体で意見交換する。 | どうにかして自分の意見を他の人に発信しようとしているかを見る。 他の人の意見を聞いて再考させる。 |
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まとめ | この時間で考えたことを元に、人それぞれの「らしさ」が否定されないためには私たちはこれからどうするべきか、どうふるまっていくべきかをワークシートに各自書かせ、提出させる。 | 各自授業プリントで作業後、プリントを回収する。 | 話し合ったことを元に考えられているか確認する。 |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中3 |
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カテゴリ(教科) | 道徳 |
メモ: |
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- ●評価の観点:
- ・「人間が相互に個性や立場を尊重することが,自分の人生にとってどのような価値をもつのか考えるとともに,誰もが様々な立場に立って個性を発揮することのよさと,相手や場面が変わっても,寛容の心をもち謙虚に他に学ぶことが人間としての成長に役立つことを理解できるようにすること(中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 特別の教科 道徳編より)」ができているかどうか。
・他の人のいろいろな意見を参考にして、最初の自分の考えを再考し、考えを深めることができているかどうか。相手の意見を否定せずに聞いて、様々な考え方に触れるとともに、自分の考えを深められているかどうか。多面的・多角的な見方ができているかどうか。
・授業で扱った内容を自分の問題として捉えて考えることができているかどうか。扱った内容について問題意識を持って考えられているかどうか。