本時のねらい:大人になるということは働くことになると感じている人は多いだろう。だが、何のために働くのかについて考える人は少ないのではないか。ゆえに、この授業では、多くの人々にとって人生の中での大きなウェイトを占める「働く」という営為について、働くことの意義や意味、そしてこれからの自分の将来について考える時間にしていきたい。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 現時点において、将来どのような職業に就きたいでしょうか、またその理由は何でしょうか。 | ・僕は~になりたい。なぜなら、人のためになることをしたいから。 ・私は~になりたい。なぜなら、お金がたくさんもらえるから。 ・まだ具体的に決まっていない。 |
生徒がどのような職業に興味を持っているのか、またどのようなことに関心がるのか、クラスの皆で共有する。 | ||
展開 | 1.「働く」ということはどういうことだと思いますか。どのようなイメージを持っていますか」 |
・お金を稼ぐこと ・人のために尽くすこと ・モノを生み出すこと ・誰かを喜ばせること ・大人にとっての義務 |
ブレインストーミング的に行う。 働くことは様々な観点があることに気づかせる。 |
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2.「働く」ということにスポットライトを当てた映画を見て、働くことの意義について考えましょう。 | 【肯定的な意見】 ・やりがいを感じる ・お金が得られる ・人々の笑顔を見ることが出来る 【否定的な意見】 ・忙しい ・精神的・肉体的にきつい ・理不尽なこともある |
『人と仕事』という映画を見る その仕事についているい人がどのような気持ちや心持で仕事に向き合っているのか考える時間にする |
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3.自分が将来なりたい職業はどのような資格が必要なのか、どのような道筋があるのか、調べていきましょう。もし、将来なりたい職業がまだ決まっていない人は、自分の身近な人がどのような過程で今の職業に至ったのか聞いたり調べたりしていきましょう。 | ・ある職業に就くには一つの方法では無く、様々な方法があるということに気づいた ・こんな資格が必要なのか ・努力が必要なのか ・自分の将来についてじっくりと考えてみたい |
将来の夢が決まっていない人にも配慮を怠らず、生徒の自主性に任せる | |||
まとめ | これまでの学習や、他の人の意見を聞いて、将来就きたい職業に変化が生まれましたか?職業に対する考え方が授業の前と後でどのように変わりましたか?また、「働く」ということは結局どのような意義があると思いますか? | ・職業について改めて考えることが出来た ・自分の将来を真剣に考えようと思う ・今から自分の夢に向けて努力していきたい ・身近な人の話を聞くことで、自分の将来やりたいことが少し見えたような気がする ・職業は楽しいだけでなく、時には他人のために自分を犠牲にしなけれべならないということが分かった |
ワークシートを用意し、授業の振り返りだけでなく、感想も一緒に記入してもらう。 事後学習として、『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』や『幸せの力』といった映画をいくつか紹介する |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中1 中2 中3 |
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カテゴリ(教科) | 道徳 キャリア教育 |
メモ: |
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- ●評価の観点:
- ・自分の将来について考えるきっかけを得られたのか
・「働く」ことの意義について自分なりの考えを持つことが出来ているか