本時のねらい:近年、結婚をしない人が増えているが、結婚することが必ずしも幸せとは限らない。結婚することの良さ、独身であることの良さを知ってもらい、生徒それぞれが自分の考えを持って判断出来るようになってもらう。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 「みなさんは結婚に対してどのようなイメージを持っていますか。結婚することの良い点、独身であることのいい点を挙げてください。」 | 【結婚のイメージ】 ・男女の間で行われるもの ・一生をともにする 【結婚することのいい点】 ・幸せになれる ・心の安らぎを得られる ・家族ができる 【独身であることのいい点】 ・自分の時間が持てる ・自分でお金の使い道を決められる |
どちらの意見も偏ることなく拾うようにする。 結婚することのいい点を挙げてもらうグループと独身であることのいい点を挙げてもらうグループとに分けるのも良いと思う。 |
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展開 | 1.「今、みなさんに様々な意見を挙げてもらいました。この中に、結婚しなくても出来ること、あるいは独身でなくても出来ることはありますか。理由も教えてください。」 |
【結婚しなくても出来ること】 ・幸せになれる (理由:友達と遊んだり、趣味に没頭して幸せな気持ちになっている人もいる) 【独身でなくても出来ること】 ・自分の時間が持てる (理由:読書好きの父親は、ご飯を家族で食べた後、自分の部屋で本を読んでいる) 【その他】 ・結婚に対するイメージが湧かない |
・可能な限り、具体例を出してもらうことで、全体からの理解がより得られると思う。 ・中学生の場合、結婚のイメージが湧かないということも想定される。話し合いに教師も参加し、自分のイメージを話すことで、そこから生徒間で話を膨らますことが出来るようにする。 |
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2.「中学生だと結婚に対するイメージが湧きにくいかもしれません。20代の結婚観に関する記事を見てください。また、結婚後に離婚を選択する人も多くいます。なぜ離婚を選んだのかに関する資料も見てください。2つの記事を通して、結婚に対するイメージは変わりましたか。グループで話し合ってください。 」 |
・結婚は楽しいことだとしか思っていなかったけど、お金や生活の面で責任感が伴うと感じた。独身の方が良いようにも思えた。 ・いろいろな意見があることは分かったけど、安心感が得られるという点でやっぱり結婚したいと思った。 ・結婚したことで苦労することもあると知った。結婚だけが幸せの形ではないと思った。 ・「結婚とはなにか?」について具体的にイメージ出来た ・離婚を選択した理由について分かった。円満離婚のケースもあると知り、結婚することが必ずしもいいわけではないと思った。 |
「結婚した方がいい」という意見が世間では多いので、そこに縛られないように様々な考え方を紹介していく。自分の考えを再確認してもらうようにする。結婚・離婚・独身など様々な立場を紹介することで、活発な話し合いが実現できる。 「結婚だけが幸せの形ではない」ということを知ってもらう。 |
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3.「中学生だとまだ結婚に対する具体的なイメージは湧かないかもしれません。次回の授業までに、家族や親戚などに対して結婚したことで変わったことを聞いてみてください。」 | 次回授業時に想定される意見 ・自分だけでなく、家族を養うことが必要になった。 ・価値観が変わった。 ・責任感を持つようになった。 |
・それぞれの家庭事情を考慮すること | |||
まとめ | 「結婚することで得られるいい点、独身でいることで得られるいい点があるということを分かってもらえたと思います。『結婚すべき』という意見も多くありますが、結婚するとはどういうことかをきちんと理解したうえで判断することが、最善の選択に繋がると思います。」 | ・結婚することが一番の幸せだと思っていたが、人それぞれ考え方や価値観が異なるので、そこに理解を示せるようになりたい。自分の意思や考え方を尊重出来るようにしたい。 | 3つの展開を総括する。 |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中1 中2 |
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カテゴリ(教科) | キャリア教育 |
メモ: |
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- ●評価の観点: