本時のねらい:成人するにあたって重要な『自立』について考え、自分なりの『自立した姿』を確立させる。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 「皆さんは、『自立する』とはどのようなことを指すと思いますか?」 | ・一人暮らしをする ・自分でお金を稼ぐ ・自分で様々な判断をする |
・『自立』と板書し、字面からも考えさせる ・ワークシート記入と発表を板書 |
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展開 | 1.「出してもらった自立の姿は、この5つに分類できます。今皆さんは生活の中で、どの自立ができていて、どの自立ができていないと思いますか?また、できていないと思う自立をできるようになるには、今からどんな挑戦をすればいいと思いますか?」 |
・生活的自立と精神的自立はできている ・その他は成人してからや大学生になってから頑張る ・経済的自立で株や投資のことを勉強する |
・出してもらった案を『生活的自立』『精神的自立』『性的自立』『社会的自立』『経済的自立』に分ける ・出なかった例に対してはこちらで出す ・ワークシート記入、発表 ・経済はお小遣いで練習、社会は係活動や部活で練習、など、普段の生活がこれらの練習になっていることに気付かせる ・課題の目的に沿ってない、反社会的であるもの以外は個人の価値観の違いを考慮し、否定しないよう注意 |
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2.「大人になるにあたって自立することが一つの目標とされてますけど、残念ながら、社会にはそれを妨げる問題が存在しています。その一つが、『男女差別』です」 | ・男だから、女だからで就職できなかったり昇進できなかったら、経済的自立できない | ・男女共同参画社会について(資料P2・3) ・性別による役割の決めつけ、就職条件に性別。これでは自立した生活ができる? ・ジェンダーバイアス。性別にとらわれない、本当に自分のしたい選択ができる社会 |
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3.「一人の大人として自立することは大事ですけど、『一人で生きていく』ということではありません。社会の中では自立した人同士が助け合って生きています。性別や国籍も違い、障害の有無にかかわらず,多様な人々が対等な立場でお互いを尊重し,支えあって生きています。これを『共生社会』といいます」 | ・自分の周りには同じ文化で育った人が多いけど、進学していったら他の地域や国に住んでる人や何らかのハンデを抱えてる人とも関わっていくんだ | ・共生社会について ・この世界にはどんな人がいる? ・この人たちが共生するにはどのような社会になればいい? ・ワークシート記入、発表 |
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まとめ | 「もう一度5つの自立をできるようになる、またはより良く自立するために何ができるか考えてみましょう」 | ・男だから女だからの決めつけをしない ・異なる価値観の人を否定しない |
・これまでの授業を反映した考え方になってるか。なってなかったらなるようにヒント与える |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中1 中2 |
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カテゴリ(教科) | 総合 キャリア教育 |
メモ: | ・このテーマだと1年間使うかも ・自立についていろんな人に聞いてみる、インタビュー。職場体験学習利用。いろいろな情報集めて1に至る ・分類する必要あるかな・・・? ・導入グループワーク、どうしてそう考える?など詳しく掘り下げることがより深い相互理解や、相手の考えを受け入れやすい状態になるかも 参考:文科省「高校生のキャリア形成支援教材「高校生のライフプランニング」」1章3節 自立と共生社会〈https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/11/21/1411248_1_3.pdf〉 |
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- ●評価の観点:
- ・自立についての考え方が授業で扱った内容を反映しているか
・自分なりに自立について考えられているか