本時のねらい:映画館の例を通して,既存の仕組みやルールが必ずしも社会全員について公平・公正でない場合があることを認識し,一人ひとりを尊重し,公平・公正の観点からより良い社会づくりを目指す態度を養うとともに,これからの時代を生きるために必要な課題発見解決能力を育てる.
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 見出しの紹介 「どうして映画館は『レディースデー』や『メンズデー』を無くしたのだろう?」 |
各個人において「レディースデー」や「メンズデー」の枠組みが必ずしも社会全員に当てはまらないことを認識する | 過去に同様の割引などを使ったことがあるか問いかけ,身近な題材であることを意識させる | ||
展開 | 1.班活動① |
班での話し合いを通して,社会全員に公平な制度を考えさせると共に,その難しさを実感させる | 班活動の後に全体で発言させ,アイデアの共有を図る.趣旨から逸れている班があればここで「公正・公平」の観点を強調して修正する | ||
2.班活動② 「映画館の他にも,社会の中に変えた方がより公平なルールはあるだろうか?それをどんなルールに変えるべきか?」 |
先ほどに引き継ぎ,班での話し合いを通して,社会制度全般について公平性の観点から疑問が生じるものを挙げ,その代替案を考える | 男女別姓や外国人参政権など,センシティブな話題が予想される.教員は中立な立場を貫き,クラスの意見が大きく偏るようであれば異なった視点からの意見も紹介する | |||
3. | |||||
まとめ | ワークシートに本時で考えたこと,感想をまとめさせる | 改めて公正・公平さの大切さを理解するとともに,価値観の変化に伴ってルールは変え続けていく必要があること,またその難しさを認識する | この授業の前後で考えが変わったことがあればそのことについても書くように促す |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中1 中2 中3 |
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カテゴリ(教科) | 道徳 |
メモ: | 内容項目:(9)相互理解,寛容および(11)公正,公平,社会正義 |
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- ●評価の観点: