タイトル:

性別における区別と差別

本時のねらい:近年、ジェンダー問題がよく取り上げられるが、差別と区別の境界が曖昧になっているものが多い。
そこで生徒たちに、差別と区別の違いについて考えてもらい、自分たちで性別問題について向き合う時間を与える。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 男らしくない、女らしくないと言われたことはあるか?

男らしくないとか女らしくないと人に言ったことがあるか?
可愛いものが好きなのは男らしくないって言われた
ズボンが好きなのは女らしくないって言われた

言ってしまったことがある
言ったことがあるがなんの問題がある?
展開

1.①男らしさ、女らしさってなんだろう?
②(あがった意見に対して)それは差別だろうかそれとも区別だろうか?


男はかっこいいものが好きで女は可愛いものが好き
男らしさとか女らしさってどうでもいい

差別とか区別とかよく分からない
どうしようもない差が区別で人が勝手に決めた差が差別では?

例が少ない場合は教師から例を与える

差別と区別の意味を明示してから行うとよい
2.(素材を用いて)差別と区別を分けてみよう こんなの全部差別でしょ
案外区別と言えるものもあるのかも
意見の出し合いが言い争いにならないように気をつける
最初は班単位で、途中からはクラス単位で考える
3.今度は自分達で男女差別と男女区別を考えてみよう 区別って難しい
差別と区別の境目がよく分からない
発表させても良い
まとめ 男女差別はいけないことだけど、男女を区別することを止めると大変なことになる
だからこそ自分たちで差別なのか区別なのかを考えて欲しい
なるべく男女差別をしないよう心がけよう
やっぱり男女区別と男女差別を分けるのは難しい
  素材 追加資料
参考資料
学年 中3  
カテゴリ(教科) 総合  
メモ:
評価の観点:
班活動に意欲的に取り組んでいるか
自分の考える区別と差別の違いをうまく言語化できるか
他者の意見を聞いた上でどう考えたか