タイトル:

スポーツと平和について

本時のねらい:スポーツが平和とどのように関係していくのかを理解する。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 皆さんは今年のサッカーW杯を見ましたか?2022年サッカーワールドカップにおいて日本は快進撃を見せました。これについてどう感じましたか? 嬉しかった。興奮した。見ていない。 W杯を見ている生徒だけでも授業に容易に入り込むことができるように、具体的にどのような試合内容だったかを簡単に話す。(選手がゴールしたなど)サッカーが好きな生徒がもし居たら、彼/彼女にもどのような試合内容だったか話してもらう。見ていない生徒に謝る。
展開

1.このW杯に出場できなかった国があります。それはロシアです。スポーツは世界平和というのが根底にあり、ロシアはウクライナにおいて戦争をしているので出場停止となった。平和とはなんなのだろうか?

国同士が仲良く生活する。異なる民族同士が争わず、手を取り合う。戦争が起こらない。 この質問に関しては浅く議論を行う。深く議論をするととても時間を使ってしまう。

2.オリンピックやワールドカップなど国際的なスポーツを行う際にどうして国によってチームを分けるのだろう? 国際的な争いをわざと見えるようにし、対立を存分にできる場を用意する。これにより、民族的対立に伴ういざこざが健全な形で発散され、武力を用いた戦争に発展しにくくする。スポーツは企業が投資をしてチームを作るというように、一種のビジネスになっている。企業が販売を広げたい地区の民族に近いチームに投資をする方が企業にとって利益になるので、チームが国によって分けられていることは都合がいい。
サッカーが国ごとにチーム分けされているのは単純に効率がいいからだと思う。チームを作成するときは一定以上の人が必要になり、その人数を集めるなら国ごとにしてしまうのが一番楽になるのではないか。また、サッカーのようなチームスポーツでは選手間でのコミュニケーションが大切なので、言語が統一されている国というくくりが楽になるんだと思う。国対抗にすることでその国全体での指揮を挙げ、国をまとめるような政治的な意味もあると思う。
世界平和とは異なる民族同士が争わず、手を取り合うという物なのに、それを目標としているスポーツにおいて国によってチーム分けするのは矛盾があるのではないかという論点について話し合う。
少し、難しい質問なのでグループになって話し合ってもらう。
3.暴力沙汰に発展してしまったサッカーの試合も存在する。これからどのような意識でスポーツと関わっていけばいいのだろう? 国のみんなと同時に自分たちの国を応援して思いっきり民族的なプライドをぶつけ合う。自分の国を応援していなくてもいい。相手へのリスペクトを絶対に忘れない。争いをしないために争っていることを忘れない。 まとめでこの題材をふまえた教員が考えるスポーツとの関わり方を話すので、比較的に生徒の自由な発表を展開する。
まとめ ワークシートへの感想、自分の考えを書いてもらう。 先生の意見を聞いてどう思ったのかワークシートにコメントしてもらう。
  素材 追加資料
参考資料
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学年 中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: https://www.sankei.com/article/20220925-UJC6PYQP2FOWNPP6Y6WFCU23AM/
https://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/worldcup/20221007-OYT1T50208/
評価の観点:
授業中の発言数、ワークシートへの感想、自分の考えを評価する。