タイトル:

「桃太郎」を別視点から捉える

本時のねらい:多様な価値観が行き交う時代を生きる中学生に、さまざまな視点を持って物事を捉えることの重要性について問う。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 資料配布
桃太郎側から見た物語はみなさん知っていますか?
興味を持ってもらうための資料なので、これに対して様々な意見が出ることを期待する。 桃太郎のあらすじを最初に確認して、鬼ってどんな生き物なの?と問う。

[導入部分]出た意見を板書する。
展開

1.鬼って悪いやつなの?

・悪さをしているって爺さん婆さんが言ってるから、悪いやつでしょ
・悪くないでしょ
・噂話なのではないか、証拠はどこにもない。
意見が出終わったら、新聞広告見せる

いつも桃太郎目線で考えてしまうことにここで気づく。
桃太郎
2.これ見てどう思った? お互い知らないから争いが起こる
互いに醜い存在だと感じている。
と言った意見が出ることを想定
鬼にも家族がいて、無差別に殺したのは良くないね
書かせる話合わせる。
お互い知らないから争いが起こる
互いに醜い存在だと感じている。
といった意見が出ることを期待するが、意見が出なければそこは臨機応変に対応

昨年8月にふたりの桃太郎という本が出版されたので、これも使用したい。
これは、通常版の桃太郎のストーリーと、その逆側から鬼に育てられた桃太郎だったらどうなのか、といった視点から2種類が盛り込まれている作品であり、最後はその2種類の桃太郎が出会うそう。
これも紹介しながら、「視点を変えたら」という観点で授業を進めたい。



本の紹介に関しては、メモ欄にURLを載せております。
3.出た意見を総括しながら(つながる意見が出たら良い)...
「ふたりの桃太郎」では、桃太郎と、鬼に育てられた桃太郎の二つの世界が紹介されていました。
この2つの社会に住んでいる生き物同士は、どのように接することで、平和に暮らしていけるのでしょうか。
お互いを知るために、話し合う。(外交と同義)
困っている部分を双方で助け合う(国際協力と同義)


この辺は、紛争問題などへつなげることもできる。
国際平和に関しては、お互いの特性を理解することが必要だと感じているので、こうして現代社会についてつなげることができたら良いと感じています。
まとめ 多面的な視野を持ち、与えられた情報を鵜呑みにせずに、一度考えてから発信をすることの大切さ、
桃太郎のシーンを切り抜き、ここだったらどういった選択肢があったかというところにまで発展させ、その時々の心情を予想したりすれば、何コマも教材として扱えるのではないかとも思う。
  素材 追加資料
参考資料
  1. tokyo-newspaper
学年 中2   中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: https://www.youtube.com/watch?v=VF9_kbTx238

内容項目に関しては、以下の2点が主に当てはまると考えています。
11,18辺り
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