本時のねらい:大人になってからの1か月の所得と支出を調べ、1か月で自由に使えるお金が大体どれくらいか計算させ、将来の生活の様子を具体的に想像してみる。また、社会人の支出の大まかな内訳を理解する。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 発問:大人って1か月にどのくらいお金がかかるか知ってる? | ・知らない生徒がほとんどと予想される。 | 各家庭の事情によって反応は異なるため、配慮しながら話を進める。 | ||
展開 | 1.発問:では、実際に調べてみましょう。まずはみなさんが何の仕事をしているかを設定します。 |
・将来の夢が決まっている子は先に活動を進める。 ・そのほかの子はくじを引く。 |
現実の家庭事情などを持ってくるのはプライバシーにかかわるため、くじ引きで決めた仮想の役で、おままごと感覚でやってもらう。 ややこしくなるため、配偶者・子供はいない設定とし、年齢による取得差は無視する。 |
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2.では、皆さんはこれから、くじで決めた職業の大人です!まずはその職業の1か月の所得がどれくらいか調べてみましょう。 | ・収入を調べる可能性が高い。 →実際には控除額が差し引かれることを教える。 |
大人になると払わなければならなくなる、保険料や税金について軽く説明する。 実際に手にするお金は、収入よりも少ないことを伝える。 |
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3.次に、1か月にかかるお金を考えます。 活動:一部の固定支出(医療保険や通信費など)は教師が設定するする。食費、家賃、水道・光熱費などは、各自で調べさせる。 |
・水道・光熱費はある程度見当がつけやすい。 | 家賃は、生徒が将来すみたい都市のざっくりとした相場を調べさせ、可能であればその中から自分が望む条件や自分の所得から決定させる。 支出を出した結果、1か月に自由に使えるお金はいくらかを考えさせる。 |
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まとめ | 活動:(時間があれば)生徒同士で共有させる。先生側から興味深い職業の生徒の結果を提示するのも良い。 最K\後にコメントを書かせる。 |
・将来の生活を具体的に想像する。 ・意外と自由に使えるお金は少ないのかと驚く。 ・生徒同士で結果を見せあう。 |
時間があまりないと考えられるため、先生のコメントは手短に終わらせる。 今回は、独身、年齢の考慮なしで調べたが、結婚したり子供が生まれるかもしれないということを考えさせるようなコメントが残せると良い。 |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中1 中2 中3 |
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カテゴリ(教科) | 総合 |
メモ: |
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- ●評価の観点:
- ・収入・支出がよく調べられているか。
・将来の生活を具体的に考えられたか。