タイトル:

身近な人にカミングアウトされたら?

本時のねらい:最近、新聞やテレビでも耳にすることが多くなった、LGBTや性的少数者。テレビのタレントにも、自分がLGBTであることを公表して活動している人もいる。しかし、LGBTについて正しい知識を知っている人は少ないと感じた。本時では、LGBTについて正しい知識を身につけてもらうことを狙いとしている。
また、「身近な人にカミングアウトされたら?」ということを一度考えてもらう。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 新聞記事を読んでもらう。 ・新聞記事を読んで、興味を持ってもらう
・新聞記事には、当事者の声が多く掲載されているので、
・無関心な生徒が
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展開

1.・LGBTについての知識を教える
・体の性、心の性、恋愛の相手がある。
・ホモ、レズ、おかまという表現は差別的呼称である

・理解できない
・笑う
・理解できる
・知識として受け止めようとする
・もともと多少の知識はある
NHK for School(外部リンク)
・あくまでも知識として教える
・感情的なことは語らない
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2.身近な人にカミングアウトされたら?

意見を自由に出してもらう
・驚くと思う
・理解できないと思う
・理解しようとはするけど、しばらく考え込んでしまう
・好きになる相手は人それぞれだから、気にしない
・自分一人では考えられないので、周りの人に相談する
・友達であることに変わりはないので、応援する
・同性から好きだと言われたらどうしよう
・気持ち悪いと思ってしまう
・そんな人本当にいるのかと疑問に思う
・その人の勘違いじゃないの
・自分の周りにそんな人はいないと思う
自由に意見を出してもらう。ここでは制限を設けない
3.・カミングアウトされたときに、どのように反応すればいいのか?
・誰もが自分らしく生活するためにはどうすればいいか?
意見を出してもらう
・今まで悩んでいたことを打ち明けてくれたのだから、ほかの悩みを打ち明けられた時と同じように受け止め、一緒に考える
・話してくれてありがとうと伝える
・困ったことがあったら相談に乗るよ
・自分は味方だよ
・これからも今まで通り仲良くしようね
・「相手を傷つけないようにするためにはどうすればいいのか」を考えてもらう。
・ずっとカミングアウトできなかった人たちは、どうしてできなかったのか。新聞記事を参考に当事者の気持ちも考えてもらう
まとめ 最後に今回の授業で思ったことを考えてもらう ・今まで知らなかった内容なので、知ることができてよかった
・自分の周りにも悩んでる人がいるかもしれないので、その人の助けになれればよい
・実際にカミングアウトされたことがあるので、その時にもっと良い受け止め方があったかもしれない
・自分の周りにはいないと思うので、今すぐ受け止めることは難しいかもしれない。
・感想を書いてもらう
・このことに触れ合う機会がないまま社会に出ていくということを避けたいので、少しでも覚えていてくれたらよいと思う
・カミングアウトする、しないは本人の自由。無理にカミングアウトする必要はない
・カミングアウトしてくれた=あなたのことを信頼している
・カミングアウトされた内容を差別するということは、相手を傷つけるだけでなく、自分の勝ちを下げることになる
・相手の情報を勝手に他者に暴露してはいけない。
・悩んでいた人に対して、「そんなこと、関係ない」と言うのは良くない。本人にとっては重大なことで、「そんなこと」ではない。「関係ない」という言葉は、「わかってほしい」という気持ちを無視されたと受け取られることもある。
・受け止めるだけでも良い
「話してくれてありがとう」と伝えるだけでもよい
  素材 追加資料
参考資料
学年 中1  中2  中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: http://www.nhk.or.jp/doutoku/documentary/

14F1022B 川崎久里佳
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