タイトル:

愛国心について考える

本時のねらい:道徳の教科化が決まり、その中には「我が国の伝統と文化の尊重,国を愛する態度」、すなわち愛国心に関する項目もあり、小学生から学ぶ内容となっている。
しかし、愛国心は戦前の教育への批判としてメディアに取り上げられる事が多い。本時ではこのように批判されがちな愛国心の意味の偏った理解を無くす。また、愛国心の実生活での位置づけを考える。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 新聞の記事を読ませ、愛国心についてどのように書かれているか挙げさせる。 ・よくないもの
・戦前の日本に逆戻り

愛国心に関して否定的且つ理由がはっきりした記事を用意する。 道徳の写真資料
展開

1.批判されがちな愛国心がどうして教科の内容に含まれているのか考えさせ、数人を当てて発表させる。

肯定的に扱っている情報を事前に読んでいるなどの理由が無ければ「わからない」という反応が大多数だと考えられる。
生徒がよくわからず自分の考えがうまくまとまらない場合でも否定しない。
2.別の記事を読ませた上でもう一度愛国心が教科の内容に含まれているのか考えさせ、発表させる。 ・愛国心には郷土やその伝統に対する尊敬や親しみも含まれる
・愛国心は否定されるだけのものではない
愛国心を郷土に対する尊敬や親しみなどとして扱い肯定的に捉えた記事が良い。(参考記事はメモ欄)
3.
まとめ 実生活においてここで扱った愛国心と呼べそうなものはあるか考えさせ発表させる。 ・地域の伝統行事に興味を持ち積極的に参加する。
・日本の歴史に興味を持つ。
・和食が好き。
・和服を着てみたい。
最後にここまで考えてきた愛国心を身近にする。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: http://www.sankei.com/life/news/150314/lif1503140033-n1.html

中澤南海
評価の観点: