本時のねらい:今日、世界はグローバル化の一途をたどっており、日本も例外ではない。世界中の人々が共同して学術や仕事を行っていくうえで、お互いに認め合い、切磋琢磨してくという精神が重要であるが、反面、世界ではヘイト・スピーチが横行しているという事実も否めない。将来的に、更にグローバル化された社会で生活していくだろう生徒たちが、更に発展した社会を生き、自己実現に向けた努力に邁進できるようにするために、この授業では学校でも身近であろうコロナウイルスによる差別から、差別がなぜダメなのか、差別が起こるメカニズム、差別と区別の違いについて授業を行っていく。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 1,差別を実際にしたことがあるか、またはその現場を見たことがあるか。 2,差別はなぜいけないのか 3,差別と区別のちがいは? |
1,に対して 差別を実際にしたことがあると発言する生徒は少ないだろうが、公民の授業でも行っているため、東京でのヘイトスピーチの様子や、アメリカの黒人差別解消運動の話は出てくるだろう。 2,に関して いろいろな案が出るだろうが、革新をついた反応は出にくいと考える 3,に関して 回答なしだろう。実際、このあとの授業展開を考えると、発問がない方が望ましいので、回答が出なくても早めに切り上げる。 |
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展開 | 1.コロナウイルス感染症に関連した差別について話す |
1,について 「そんなものがあるのか」 「実際に遭ったことがある」 「どうしてこのような差別がおこるのか」 2,に関して 「宗教上の問題」 「学がないから」 「親からそうおしえられたから」など様々な回答が挙げられるだろう 3,に関して 「そんなものがあるのか、きをつけよう」 「ではなぜ認知バイアスが起こる?」 →心理学の探求へ |
私含め、多くの教員は心理学に明るくないと思われるため、リサーチをしっかり行う。 | ||
2.4,「認知バイアス」は人間の心理現象であり、そう考えてしまうのは仕方のないことであるが、知っていることで気づくことが出来ると締めくくり、その上で、深化として、「差別はなぜいけないか」を「世界人権宣言」から考える。 人は生まれてくるときに人種や国籍、性別を選ぶことはできず、それによって不当な扱いを受けてしまうということはおかしい、また、その不当な扱いを自分が受けたと考えたときに納得できないという考え方からうまれたことを説明 |
4,にかんして 「世界人権宣言、社会科でやったぞ」 「たしかにその通りだ」 |
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3.5,差別と区別について 差別はいけないことであると学んだあとで、「実際に差別を行っている人の中には、これは区別だと言って逃れようとする」人間がいるため、差別と区別の違いを考える 差別と区別の具体例を出して、これはどちらか考えさせる。その後、何をもとにして考えたかを発問する。 合理性が差別と区別を分けるポイントであることを説明し、差別は合理性のかけらもなく、不当に他者を貶める前時代的な行為であると再認識させる |
5,にかんして 「〇〇は差別かなぁ」 「〇〇は区別だと思うよ」 |
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まとめ | 6,生徒にとって今後グローバル化された社会で生活していくだろうという認識は身をもって感じているだろうことから 未来をよくしていくために人権的観点から考えさせる。特にリフレクションなどの提出は求めない。 |
様々なことを考えてほしい |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中1 中2 中3 その他 |
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カテゴリ(教科) | 道徳 情報教育 福祉・健康教育 キャリア教育 学級経営・学級づくり 学校経営・学校づくり 生徒指導 その他・役立つ情報 |
メモ: |
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- ●評価の観点: