タイトル:

言葉の鋭さ(B 思いやり、感謝)

本時のねらい:東京で起きてしまったいじめによる悲惨な自殺をクラス全体でとらえ、ネット端末による悪口等の破壊力を知り、ネットリテラシーを確認するとともに、日々の自らの会話を振り返る機会を生徒に与えるという狙いがある。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 暴力な陰湿な嫌がらせなしの悪口だけでいじめになるのか?ということを問いかける。 ・悪口でいじめである。
・悪口だけではいじめにはならない。
・ネットでの悪口がいじめにつながることがあるからいじめ




生徒たちの意欲が高かった場合、どんどん当てて、自由に発言させていく。そうではない場合、グループで考えさせる時間を少しとる。
この授業で苦しくなったらすぐ保健室へいくことを言っておく。
展開

1.悪口の破壊力を疑似体験してもらうためにクラス全員にクラスの誰かに対する短い悪口を汚い字で紙に書き(名前は書かない)、それらをシャッフルして生徒に配りなおす。その後、みんなでその紙をゴミ箱に捨てていく。

・辛い
・悪口は良くない
・別に気にしない
・悪口はいじめになりうる
生徒たちに誰が書いた悪口かわからないようにできたら、デジタル端末を使って紙に書きたい。できないならば、いつも仲の良い子の中での紙のやり取りは避けるようにする。生徒たちが落ち込んでいたら生徒たちに聞く時間を短くし、次の展開をしていく。
紙を回収したごみ箱は回収する。
2.追加資料に示した新聞記事を先生が読み上げ、それらをよんで考えたことをクラスで共有する。 ・悪口が自殺へと追い込んだ。
・ネットは良くない。
・陰湿な嫌がらせである。

生徒たちの精神状態はここまでの展開から不安定になっている可能性があるため、新聞記事に感情移入しすぎていた場合は無理させないようにする。どんな些細なことでも言ってよいような空気感を作ることを意識する。
3.新聞のような事件が起こらないためにはどうしたらよいのかグループで考え、クラスで共有する。 ・相手のことを考えて発言したりチャットしたりする。
・チャット機能を制限する。
・悪口を言わない。
ここではグループでた意見を紙でまとめさせながら、最後にクラスで共有していきたいため、グループワークの時間を長めにとる。グループワーク中も各々のグループでの話題を発展させるようなアドバイスを随時与えていく。
まとめ ここまでの授業を通して感じたことを感想シートにまとめさせる。 ・これからは相手のこと考えて発言していきたい。
・ネット端末の使い方には気を付けていきたい。
完全個人ワークで行うようにする。先生自身も生徒たちに基本何も言わないようにする。行き詰っている子がいたらとアドバイスを与えてあげる。
  素材 追加資料
参考資料
  1. スクリーンショット 2023-07-24 161207
  2. スクリーンショット 2023-07-24 161141
学年 中1  中2  中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ:
評価の観点:
授業中の反応具合、最後に提出する感想シートに自分の感想をどれだけかけていたか、クラスでいじめを起こらないためにはどうしていけばよいかをどれだけかけているかで評価する。