タイトル:

自分らしさを大切にできてる?

本時のねらい:男らしさ、女らしさという日々の生活から刷り込まれた固定概念を友達の意見や具体例から再度認識し、ジェンダーレスについて考える。そして、自分の意見や友達の考えから自分らしさを大切にするうえで何が大切かを考える。
また、プリントに自分の意見を書き、授業の初めから終わりにかけてどのように意見が変化していったのかを見る。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 男らしさ、女らしさって何だろう。日常生活や学校生活から考えてみよう。 ・髪の毛の長さ
・制服の違い
・ランドセルの色
・普段着の違い
展開

1.心と体の性って何があるだろう。

・体の性が違う
・好きな人が異性以外もある。
2.ジェンダーレスってなんだろう。 ジェンダーレスについて説明し、りかいしてもらう。 ジェンダーレスについて説明した後、出た意見のジェンダーレスの取り組みを紹介し、より分かるように理解してもらう。 2022 8 22信濃毎日新聞
3.具体例で考えてみよう(グループワーク後、全体で議論)
・ジェンダーレストイレはいる?いらない?
いる派
・体の性と心の性が一致しない人にとってトイレで毎回どちらにはいればいいのかという選択をさせるのは苦痛だと思う。
・心と体の性が一致している人にとって、心と体の性が一致していない異性が同じ空間にいることを嫌がるかもしれないから必要だと思う。

いらない派
・トイレは性を主張する場所ではないと思うからいらない。
・性犯罪が起きてしまう可能性があるからいらないと思う。
・差別的な発言が沢山出る可能性があるので、適度に介入しながら意見を整理する。
・攻撃的な発言が出た場合、しっかり伝えたかった本質をくみ取ることが大切。
まとめ ジェンダーレスの考えは自分らしさを大切にするために必要だろうか。授業を通しての意見を書いてみよう。 ・ジェンダーレストイレのようなものの存在のおかげで自分らしさを感じることができると思うから必要である。 新聞記事の内容を紹介し、生徒に自分らしさとは何なのかについて考えてもらい、プリントに書いてもらう。プリントは回収し、匿名でまとめた意見を次回の授業で紹介する。
また、最後にプリントを振り返ってもらい、意見の変化を視覚的に確認してもらう。
2023 4 16朝日新聞
  素材 追加資料
参考資料
学年 中1  中2  中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: 内容項目B(10)相互理解、寛容
評価の観点:
固定観念や偏見を見直し、男らしさ、女らしさより自分らしさが一番大切であると認識しているかどうか。