タイトル:

自分を見つめ、知るということ

本時のねらい:自己肯定感を高めてもらうことが最終目標。
そのためには自分の良さや強みが何なのか=自己理解が必要である。自己分析をしてもらう一方で他者からの評価も聞くことで、客観的に自分を知ってもらう。また自分で分析した良さと他人から聞いた良さを比較することで、更に理解を深めてもらいたい。

内容項目
A-(3) 自己を見つめ,自己の向上を図るとともに,個性を伸ばして充実した生き方を追求すること。
B-(9) 自分の考えや意見を相手に伝えるとともに,それぞれの個性や立場を尊重し,いろいろなものの見方や考え方があることを理解し,寛容の心をもって謙虚に他に学び,自らを高めていくこと。
(文科省 道徳の指導要領 P.29)

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 突然だけど、自分のことが好きかな? ・好き
・嫌い
・わからない
正解は求めない。
今の自分のことをどのように思っているのかを示してもらう。また答えに至った理由も合わせて考えてもらう。

補助教材
オリジナルのワークシートに書いてもらう。
展開

1.さっきの答えに至った訳をもっと深く探ってみよう。

・怒られたできごこがあった
・出した作品で賞をもらった
自己分析をしてもらうために、過去の自分を思い出せる限り(少なくとも小学生の頃)でいいので振り返ってもらう。
印象に残っていることやまとめ、共通点を書いてもらう。

補助教材
『指導に活用できるワークシート&知識』の「自分史シート(P.36)」を元にしたワークシートを用いる。
2.私の「良いところ」「改善したいところ」を書き出してみよう。 ・礼儀正しい
・みんなをまとめられる
・時間ギリギリになる
自分で「良いところ・改善したいところ」を踏まえて、「どうしていきたいか」を書いてもらう。それらを行うことによって、自己理解を深めてもらう。

補助教材
『指導に活用できるワークシート&知識』の「I am (P.37)」や『私たちの道徳 中学校』P.41を元にしたワークシートを用いる。
3.他の人から見た、あなたの「良いところ」を聞いてみよう。 ・こんな風に評価されているんだ

授業中でクラスメイトに、授業外では保護者や先生など大人に聞いてもらう。これによって他者からの評価に耳を傾け、客観的に自分のことを知ってもらう。

補助教材
『指導に活用できるワークシート&知識』の「インタビューシート (P.37)」を元にしたワークシートを用いる。
まとめ 自分で出した「良いとこと」と他者が出した「良いところ」を比べてみよう。 ・同じところがあった
・違っているところがあった
2で書いたことと3で書いたことを比較してみよう。そして最初の頃と振り返って、自分のことをどう思っているか確認してみよう。
ここで自己理解が深まって、更に自己肯定感が高まっていけば、なお良いと思う。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中1  中2  中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: 参考資料
『私たちの道徳 中学校』P.38~43
厚労省『指導に活用できるワークシート&知識』 P.36~37



A-(3) 向上心,個性の伸長 B-(9) 相互理解,寛容
評価の観点:
・自己評価と他者評価を比較できているか
・振り返りができているか
参考にした授業進行プラン:
  • 自分を見つめ、知るということ【削除済】