本時のねらい:若者の投票率が落ちているという現状がある中で、クラスの皆は将来行きたいと思うか?行くべきだと思うか?なぜそう思うのかについて議論し合う。そしてどうして、若者が選挙に行かないことが問題視されているのか、若者が選挙に行くことのメリットを知る。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 選挙に対するイメージ、ニュースを自由に挙げてみよう。 | ・NHKを壊すとかよくわからないことをいう政党が出てきた ・若い人が選挙に行かないとニュースでみた ・一票の格差が~とニュースでやっているのを聞いたことがある |
・まずは、各々が自由に選挙にまつわる言葉やイメージを挙げて、選挙そのものに興味を持ってもらう。選挙について何を知っているのか、思い出してもらう。 | ||
展開 | 1.皆は選挙に行きたいと思うか、思わないか、理由も一緒に挙げてみよう。 |
行きたい派 ・親が投票してるのをみてなんとなく羨ましかったから ・好きな政党があるから ・面白そうなことを言ってる政党を勝たせたいから どちらでもない派 ・行きたいとは思わないが、嫌がる理由もない ・興味がない 行きたくない派 ・今いる政治家たちは悪いニュースばかりであまり信用できないから ・行っても自分の意見が反映されるとは思わないから ・左翼右翼だと思われたくないから ・時間の無駄だから |
・ここでは行かないという選択が悪にならないように、行く選択の理由が悪にならないように、あくまで自分に正直に今の気持ちを言ってもらう。黒板に意見をまとめる。 | ||
2.皆は選挙に行くべきだと思うか、思わないか、理由も一緒に挙げてみよう。 | 行くべき派 ・せっかくの権利だから ・投票しない人に文句を言う権利はないから どちらでもない派 ・政党をよく知らない状態で投票していいのかわからないから 行くべきではない派 ・政治についてよく知らないのに投票するのは無責任な気がするから ・政治家も自分もほかにもっとやらなければならないことがあるはずだから |
・先ほど同様、行くべきではない選択肢がただの悪にならないように気をつけながら進める。 | |||
3.選挙権獲得の歴史や若者が投票に行くメリット・デメリットを知ろう。 | ・支持政党が無くても、政治についてよくわからなくても投票は権利だから行っていいのか ・投票したくてもできない時代があったのか ・とりあえず選挙に行くことで、若者が選挙や政治に興味を持ち始めていることが政治家たちに伝わるんだね ・そうすればもしかしたら若者向けの政策が有利になり始めるんじゃないのか ・うーん、そんなにうまく行くのかな ・でも効果があるかは別として参政権が与えられている以上、やはり行使しない人は文句言う権利もないと思う。 |
・川崎市や静岡県のHPを参考に実は選挙権の獲得は昔は当たり前ではなかったことや、若者が選挙に行くことのメリットを知ってもらう。 ・ぶっちゃけた話、参政権はその名の通り元が義務ではなく権利であるが故に行くことのデメリットはあまり無いといえることを伝える。 |
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まとめ | 授業内での出た意見をまとめる。 | ・自分の一票がどれくらいの価値を持つのかはわからないけど、社会の一員としての意識を持つのは大事なことだと思った ・少なくとも「行きたくない」「行くべきではない」ではなくなった |
・期日前投票などの制度があることを教える。まだ実際に投票できるのは数年後だが、一人一人の小さな1票が集まれば、少しずつ世の中を動かしうることを理解してもらえるのが理想。 |
素材 | 追加資料 | |
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参考資料 |
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学年 | 中1 中2 |
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カテゴリ(教科) | 社会 道徳 |
メモ: | 参考URL https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/ https://www.pref.shizuoka.jp/kensei/pr/johoshi/kenmin/1040307/1050466/1050488.html https://www.city.kawasaki.jp/910/page/0000018982.html 内容項目の指導の観点 「C 主として集団や社会との関わりに関すること」の中の「遵法精神、公徳心」「社会参画、公共の精神」 |
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- ●評価の観点:
- ・選挙にたいして率直な意見感想が言えたか
・投票することは単にその政党を支持することの表明だけではなく、政治に関心があることを示せる側面もあることを理解できたか