タイトル:

急速に進化するインターネットを上手に使おう

本時のねらい:人工知能の急速な進化によって社会の構造が変わっていく中で、どのように向き合っていくべきか考える。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 インターネットを利用する上でどのようなリスクがあるか?
詐欺、個人情報の漏洩、偽情報などが挙げられる。 グループディスカッションを行ってもらう。
展開

1.今回の都知事選においてインターネットはどのように活用できていたか、またどのような悪い点があっただろうか?

インターネットの急速な普及により、選挙活動にインターネットが活用されるようになった。AIを使用したり、ライブ配信を行ったり、街頭演説を聴衆にSNS上で拡散させたりしていた。それにより、SNS上で選挙についての話題が増え、活発な議論を呼び起こした。SNSは自分の考えと似ている意見や思想に関連した投稿がタイムラインに増えるアルゴリズムのため、偏った思想を生みやすいというデメリットがある。また、対面での議論ではないため他者に対しての誹謗中傷が多い点もデメリットである。それだけでなく、フェイク候補者が現れたり、営利目的の選挙活動が行われ始めたこともインターネット普及により生まれた問題である。 ネット記事を読んで、今回の都知事選においてインターネット上で何が行われていたかをまとめてもらう。 授業進行プラン資料1
2.情報の信憑性を判断する方法はあるだろうか? 情報源を確かめ、信頼できるかを考える。
複数の記事やサイトを見比べ、情報を見る視点に偏りがないように努める。
認知バイアスの存在を理解する。
SNSのアルゴリズムを理解する。
SNSは手軽に情報を入手できるが、嘘の情報が非常に多いことの理解度を確かめる。 授業進行プラン資料2
3.今回の都知事選を例に、偽情報にだまされたり、情報が偏ることを防ぎながらインターネットをうまく活用するためにどうしたらよいか? XなどのSNSでの発言を鵜呑みにせずに、その発言の根拠となる記事や論文などまで確認する。
インターネットで得た情報だけで選挙について考えるのではなく、直接人との対話も行い、様々な意見を取り入れる。

まとめ 人工知能の急速な進化によって社会の構造が変わっていく中で、どのように向き合っていくかを常に考え続ける必要があることを伝える。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ:
評価の観点: