タイトル:

命を選択すること

本時のねらい:命がどれだけの尊いものであるのかということを理解してもらい、その上で自分自身が今後どのように自分の命と向き合って行くのか、また、自分以外の人の命に対してどのように考えていくのかなど、当たり前のようにあると思っている命への考えをもう一度深めていく。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 命を選択するということはどういうことだと考えますか。 死ぬか、死なないかの選択をすることなのではないか。
命を優先する、優先しないの選択なのではないか。
命というものが生徒自身にとってどのようなものなのか問いかけながら、生徒自身に考えさせる。
展開

1.自分のことは自分で決める自己決定権という言葉(権利)があります。これに対してあなたはどう考えますか。

自分のことは自分で決めるのは理にかなっていると思う。
得られる情報が多くなるので、逆に苦しむことにもなるのではないか。
自己決定権という聞きなれない言葉を使っているので、実例を提示しながら、考えさせてみる。
2.医療現場には患者を区別するトリアージというものがあります。これに対して何を考えますか。 多くの命を救うためには必要なことなのではないか。
その場のとっさの判断で死ぬか生きるかの選択をしていいのか。
トリアージがどんななものかを設問の後に具体的に説明し(動画などを見せながら)、どんなものか分かってもらってから考えてもらう。
3.死刑に対してあなたはどのように考えますか。 人を殺している以上、死刑になっても当然だ。
いくら悪人でも命を奪うことは、裁判官だからといって尊いものを奪うのではないか。
死刑は多くの生徒が知っていることが予想されるが、どんなような時に死刑になったのかなど例を提示してより考えを深める。
まとめ 設問3つを踏まえた上で、改めて命を選択することに関して、あなたはどのように考えますか。 命自体も尊く、命を選択することは尊いものだと改めて感じた。
命を選択するのは大変であり、正解はないのではないか。
まだ、設問にしてことは数少ない例にしか過ぎない旨を伝えて、命について考えてもらう。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中3  
カテゴリ(教科) 社会  道徳  
メモ:
評価の観点:
命を選択することという問いに対しては明確な正解というものは存在しないので、自分なりの答えを考えようとしているか。
他の人の意見を聞き、自分の意見を深めることができているか。