タイトル:

性差別について

本時のねらい:今日、話題となり騒がれている「性差別」について知識を得つつ、自分の意見を確立する。
他人との意見の違いを体感する。
自分が知識を得たり、他人の意見を聞いたり、議論する中で、自分の意見・考えがどのように変化し、形成されていくかを体感する。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 女性の入り口確保を行う「女性枠」や「性差別」について、いま思うことをワークシートに書いてみましょう。 いままで経験と自分の感性で、初めて聞いた人もいるであろう「女性枠」という考え方について、思うことを書く。 「女性枠」や「性差別」という考え方について知識も意見も知らない状態で考察し、授業の終わりの自分の考えと比べる。
ただし、簡単な説明のみする。

参照①は2022年の名古屋大学の推薦入試の女性枠についてのニュース
参照②2011年に九州大学の女性枠が廃止されたニュース
(5分)
展開

1.みんながどのように思っているのか、意見を交換してみましょう。

クラスメイトの意見を聞き、同意や反論などから意見の違いを見つける。 教師は、ときには中学生には高校入試などわかりやすい例を交えながら、意見を噛み砕きつつ司会をする。反論がある場合は歓迎する。
(10分)
2.女性枠や性差別についてネットに書かれている意見・事実を見てみて、それに対して自分の思ったことをワークシートに書いてみましょう。 ネットのブログ、書き込み、SNS、ニュースなどを閲覧し、それに対し同意や反論など、思うことを書き出す。 ネットで「女性枠」について調べると、賛否両論がみられ、様々な視点からの意見が散見される。
特に現在はネットが世論形成に大きく影響を与え、このような性差別やジェンダーの問題は敏感に反応されるため、多方向からの意見に触れることができるであろう。
例として
参照③は「力仕事と女性枠」に関するニュース
参照④は「女性活躍増進法」に関するニュース
(15分)
3.ネットで得た意見・事実の紹介とそれに対して思ったことを共有しましょう。
また、それに対し意見を交換してみましょう。
クラスメイトの意見を聞き、同意や反論などから意見の違いを見つける。 教師は意見を砕きつつ司会をする。反論がある場合は歓迎する。
(15分)
まとめ 今回の授業を踏まえ、女性枠や性差別に関して思うことなど自分の意見をワークシートに書き、授業の始めの意見と見比べてみましょう。 授業に聞いた意見や事実を振り返りながら、自分の中での意見を形成し、ワークシートに書く。
授業の初めの意見と見比べ、自分の意見の変化を知る。
授業の初めと同じ発問をすることで、クラスメイトやネットの意見・それに対する自分の意見とその反論を経て、自分の意見・考えにどのような変化があったのかわかりやすくする。
(5分)
評価の観点:
自分なりの意見を書いたり話したりすることにより表現できているか。
意見交換に参加しているか。
(ネットの使い方。)