本時のねらい:かつて農作物を食い荒らす害鳥として駆除対象となり数を激減させ、一度は絶滅したコウノトリが、今では保護対象となり個体数を増やす取り組みをされている中、生命への考え方がどのように変化したかを見ていく
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | コウノトリについて、日常的に見て取れるものを提示し、今回の焦点がコウノトリであることを周知する | コウノトリについて、目撃等の経験から、どういう種かを理解する | 自分が撮ってきた写真等児童が日常的に目撃する風景を提示して、親しみやすい形で授業に入る | ||
展開 | 1.コウノトリの里に行ったことはあるかなど、分かりやすいコウノトリを保護する取り組みの形について問う |
行ったことある人はどんな所かを発言し、行ったことない人は、どこにあるか程度にしかわかっていない | コウノトリの里の写真や、その他分かりやすい取り組みについて、写真を用いて提示する | ||
2.今までと違う、コウノトリがたくさんいたかつての風景の復活による、コウノトリの保護について学ぶ | おそらく理解するのに苦しむ | コウノトリがたくさんいた時代の風景と、今の風景がどのように変化したか、その中での従来の取り組みと、今回新聞で紹介する取り組みがどのように違うかを分かりやすく、図やイラストで見える化し、児童が理解しやすい形にする | P10050020AW0000N000300000 道徳 新聞記事 |
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3.なぜ、今回の新聞の取り組みを行おうと思ったのか、当事者たちのコウノトリに対する考え方などについて、議論させる(グループワーク) | 頑張って議論するが、なかなか最初は何を離せばいいかわからないと思う | コウノトリの生命の尊さについて議論させるための論点について、ヒントを途中途中で行ってあげる どんな意見も尊重できる環境を用意する |
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まとめ | 議論で出てきた意見についてまとめ、自分の考え方も紹介する | 本時の振り返りをする | できる限り児童が出してくれた意見を褒めてあげたり、モチベーションが向上するコメントをする |
- ●評価の観点:
- 野生の生物を保護するという上で、いかに生物の命をヒトと同じ命として扱えるか、積極的に意見を出せるか、意見についての議論ができているかなどを評価する