タイトル:

身の周りの自然環境を考える【内容項目:自然愛護D-20】

本時のねらい:新聞記事から身の周りの自然環境や生態系さらには自分たちまで被害を受けるかもしれない災害についても考え、自然環境を大切にすることの意義を理解し,進んで自然の愛護に努める態度を育てる。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 身の周りの自然環境(自然)はどんなものがあるか? 森林、動物、シカ、クマ、イノシシなど
挙手などはせずに自由に発言してもらう。固い雰囲気は作らず自由に話して緩い感じで授業を行う。その方が生徒自身も話しやすいだろう。
展開

1.新聞記事を読む。
(信濃毎日新聞2022年12月5日)

新聞記事_信濃毎日新聞20221205
2.どのような恩恵を私たちは自然環境から得ているか? 薪や炭となる木、木の実、果物、山菜、キノコ、ジビエ
(本文にあることなど様々)
薪や炭などの燃料や山菜や果物、キノコなどの食料の多くを自然環境から得ていることを知ってもらう。もちろん、農業や牧畜もあるが...
3.身近な自然環境を守らないとどのような災害が起こりうるか? 森林の保水力が保てずに土砂災害が発生するかもしれない。森林には洪水を抑制する効果がある。
など
4人程度のグループで考えてもらい、その後、各グループで発表してもらう。
話し合いのメモに小さなホワイトボードがあると便利かもしれない。
発表後に実際のはげ山や土砂災害の様子を動画などで見せる。
自然環境を守っていかないと最終的には災害となって自分たちに返ってくるかもしれない。
まとめ 授業を通して、人間社会の利便性や防災面を守りつつ自然環境・生態系はどのようにしたら守れるか考える。 新聞記事にあるシカの数の抑制。
今の状態の維持。
植樹活動。
様々な考えがあるだろう。
今の状態で本当に良いか、将来的にはどう変わっていくかなど考え方はその人次第であるが様々な視点を持って考えてほしい。ワークシートなどに書いてもらい授業終了後に回収する。
  素材 追加資料
参考資料
  1. 新聞記事_信濃毎日新聞20221205
学年 中1  中2  中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: 授業の最後などに、さらに自然環境に興味を持ってもらうために絵本であるが一冊紹介したい。
モーグル元日本代表・上村愛子さん(一般財団法人冬季産業再生機構アンバサダー)がイラストを手掛けた「絵本」で主人公「あいこちゃん」は、雪が大好きな女の子。雪が降るクリスマスを毎年楽しみにしています。だけど、今年はなかなか雪が降らなくて・・・。素晴らしい雪のある風景をいつまでも残していきたい。みんなに伝えたい想いからこの絵本がうまれました。自然を守るために、雪を守るために、大人と一緒に考えられるページも満載。というように簡単なところからも自然環境を考えられるので興味がある人には読んでもらいたい。知ってもらえるだけでも良い。

https://www.shogakukan.co.jp/books/09725203
評価の観点:
自然環境の保全や防災に関して授業を通して様々な考えがあるだろう。自然愛護を主軸にしつつ自分の意見をしっかり持てているか評価の基準とする。