本時のねらい:ロシア・ウクライナ戦争が、続いている中、各国安全保障に関する動きがみられる。そしてこの戦争は、隣国のロシアがかかわっていて、ロシア側から敵国認定されている日本としては無視できない問題となっている。また、唯一原爆を落とされ、平和を強く主張している日本という国に住んでいるものとして、安全保障に関する動向には関心を向けるべきことだ。今回の授業で、安全保障の歴史、日本の立場、現在の動向を整理したうえで、答えが出なくても国民の1人として考えを巡らせることを目的とする。
主な活動 | 発問 | 児童・生徒の反応 | 素材 | コツ・アイデア | 追加資料 |
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導入 | 今日は、安全保障に関するテーマを扱おうと思います。安全保障という言葉を聞いたことがある人は挙手。① ありがとうございます。 では、最近、安全保障に関してニュースで騒がれていることを知っていた人挙手。② ありがとうございます。 |
①は7,8割手が上がる ② ・変わらず手が上がる←よく聞く単語を聞く←多分、答えてくれる。(反撃力、増税、ウクライナ戦争) ・手を挙げる数が半分くらいになる←よく聞く単語を聞く←反応がない場合は、反撃力ということばを聞いたことがある人?と質問を変える |
・平和と日本の安全保障というテーマ発表 ・現在の世界の動向の確認 ・今まさに起きている関係ない話じゃないことを伝える。 ・正解はなく、現状を正確に把握することが大切と伝える。そして、個人として考えを持つ事が出来れば尚いい。 |
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展開 | 1.・間で生徒のリアクションを拾う |
・反撃力ということを知らなかった ・そのことは知っている。 ・ニュースは知っているが、その背景に何があるかは知らない |
・新聞を配る ・反撃力というものを日本が保持するという表明がなされた事を伝える。 ・今回の記事の中身を理解するために日本の安全保障の歴史を振り返る。 ・なるべく先生の見解や主張を盛り込まない事。 ・できるだけ事実ベースで話す。 ・生徒のリアクションに対して、肯定しつつ断定で終わらないように、質問をつけて返す |
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2. | ・憲法違反だ。 ・反撃力は、安全保障の観点から仕方がない。 |
・新聞を配る ・グループで意見交換をする前に、この件に関する様々な立場の世論を提示し、議論促進を促す ・今回の日本の動向についてどう思うか、グループで意見交換をしてもらう。 ・教室を回りながら、意見共有に詰まっているところがあれば少し話題提供する |
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3. | ・意見交換した内容を、リアクションペーパーにまとめていく。(ICTがあれば、タブレットに打ち込んでもらう) | ||||
まとめ | ・様々な意見がある。どれが正解、どれが不正解いう事ではなく、自分自身がどう感じどういう意見を持つかが大事。 | ・反応無し←笑顔で大丈夫と言ったあとでそのまままとめに入る。 ・反応あり←意見を聞いた上で少しリアクションし、まとめに入る |
・グループで共有したい意見があるか聞く。(ICTがあればタブレットでの情報を匿名で表示する) ・今回の授業のまとめ ・事実ベースでとらえる事が大事。 ・様々な意見がある。どれが正解、どれが不正解いう事ではなく、自分自身がどう感じどういう意見を持つかが大事。 |
- ●評価の観点: