タイトル:

心の悩みを自分と他者、両方の視点で考える

本時のねらい:些細なストレスや悩みで自分が日常生活を送れなくなったとき。また、誰かがそんな状態の時、どうやって自分と他者に働きかけるかを考える。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 毎日新聞
心の悩みSOSを読み聞かせる。


少し重たい話なのでしんみりとした感じになると思う。 心の悩みSOS体験記鈴木すずさん
展開

1.発問 自分が自信に思っていることはなんですか。また、班の友達の良いところを一つずつあげてみましょう。

スポーツが得意だ。
頭が良い。
優しい。気配りができる。等
自分への自信や他者のことを考える準備運動とアイスブレーキング。(班活動:1班3人程度)
2.発問 友達がすずさんのように統合失調症で学校に来られなくなりました。あなたはその友達とどのように接しますか?例:大丈夫と声をかける等 言葉で大丈夫かと伝える。
言葉では直接で来すぎるからメールで伝える。
特に何もせずにそっとしておく。

「具体的にどんな言葉を投げかけますか?」

いつでも連絡してね。
待っているからね。
何か力になれることはある?
頑張れ!
つらい気持ちはよく分かるよ。
今度おいしいもの食べに行こうぜ!
ゆっくり休んで、元気になってね。
毎日「おはよう」とメールだけしてみる。

自分ではなく誰かがこういった状況になったときにどうやって対処するのか。
班ごとに意見を出して発表してもらい全員に共有する。(なるべくたくさん)
出た意見は分類する
1協力の声かけ
2そっとしておく
3励まし
接し方(言葉や行動がある程度出た後に具体的な言葉を考えてみる。)

3.発問 実際にその言葉を投げかけたとき友達はどんな気持ちになるだろうか。自分がこういった言葉(2)を投げかけられたらどんな気持ちになるのか考えてみてください。 励ましの言葉は逆につらい気持ちになるかも知れない。→例えば?→私の気持ちを全然分かってない!
そっとされるのが気持ちを落ち着かせる時間になっていいかもしれない。
そっとされていると腫れ物のように扱われているようで気分が良くない。
ただただ遊びに誘ってくれるのは、いつも通りに接してくれている感じがして気持ちが楽かも知れない。




2で考えた接し方をして友達はどのような気持ちになるのかを想像する。自分が言われたらどうか。
まとめ 本時を振り返って思ったこと、感じたことをまとめてみてください。 友達が苦しそうなときは手を差し伸べたいと思った。
自分がこのような状況になっても友達とのつながりは大切にしたい。
感じ方は人それぞれだからその人に合った接し方を考えたいと思った。
私だったら時間がたって気持ちが落ち着くまでそっとしておいてほしいな。
ワークシートを用意してそこに書いてまとめる。
振り替えも数人に発表してもらう。
  素材 追加資料
参考資料
学年 中3  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: https://mainichi.jp/shakai/sos/
毎日新聞心の悩みSOS

https://mainichi.jp/articles/20221115/osg/00m/040/002000d
体験記鈴木すずさん
評価の観点:
人との関わりに関すること「友情」を主な内容として友達を助けたい、元気になってほしいなどの気持ちを尊重する。また、大切にすることが言葉だけではなく行動や気遣いからも生まれることを考える。
参考にした授業進行プラン:
  • 心の悩みを自分と他者、両方の視点で考える【非表示】