タイトル:

他人の立場に立つということ

本時のねらい:自分の意見を出すことも大切なことではあるが、他の人の気持ちを考えるなど他者を思いやった行動もまた大切であるということを伝える。実際に他の人のことを考えずに自分の意見を主張した男性が社会から批判を受ける結果を生んでしまった事例を用いて、自分ならどうすればよかったと思うなどといったことを生徒間で話し合わせそれぞれの考えを深めてもらいたい。

主な活動 発問 児童・生徒の反応 素材 コツ・アイデア 追加資料
導入 皆さんには他の人の自分勝手な行動で嫌な気持ちになった経験はありますか? ある/ない あると答えた生徒には何人かに具体的にどういうことが嫌だったのかを聞いてみる
展開

1.新聞記事を紹介する

教師自身が口に出して読み上げる。言葉がわからず理解しづらそうな生徒の姿が見受けられたら簡単な説明を都度挟む。
2.皆さんはこの男性がしていることはよくないことだと思いますか?それともそんなことはないと思いますか?また何故そう思いましたか? 自分のことだけを考えて行動したからよくない/男性も我慢してきたことだったから悪いことではない 各意見のなかから何人かに理由を聞いてみて、次の議論につなげる
3.確かに自分の意見をちゃんと出すことも大事だよね。だけど結果的にこの男性はみんなから批判されることになってしまいました。じゃあみんなだったらこういう時どうすればよかったと思うかな?何人かのグループになって話し合ってみようか 何人かずつのグループに分けて話し合わせる。できる限り全てのグループに目を向けて対等な話し合いができているかどうかに注意する。
まとめ みんなの中での考えがまとまったら自分ならこうするっていうことをプリントに書いてみよう。 正解は存在しないから自分の考え方が他の人と違っていても大丈夫だということを念押ししておく。
プリントの提出は教室にある提出ボックスに次回授業までに提出することとし、ゆっくり考えられるような時間を確保する。
  素材 追加資料
参考資料
学年 小4  小5  小6  
カテゴリ(教科) 道徳  
メモ: "【公園廃止】「子供の声がうるさい」と意見したのは国立大学名誉教授 市役所は忖度か" 
https://share.smartnews.com/Ux7mS
評価の観点:
・積極的に話し合いに参加できているか
・自分の考えを持つ、あるいは深めることができているか
・他人の意見にも耳を傾けているか