大町スキー場の火山灰露頭【登録者:管理人】

対象の学校
大町北小学校(大町市) 大町西小学校(大町市) 仁科台中学校(大町市) 大町東小学校(大町市) 第一中学校(大町市)
学年
小6 中1
領域
地球
観察ポイント
大町スキー場脇 マップ

観察できること:地層の重なり

ここは大町スキー場跡地よりやや南にあります。大町スキー場に駐車スペースもあり、トイレも近くにあります。観察には適した場所なのでぜひ行ってみましょう。ただし射撃場が近くにありますので、安全を確認し、かつそちらには近づかないようにしてください。

〇地層の重なりを確認しよう
 ここでは数十万年前に北アルプスの槍ヶ岳付近で噴出した火山灰などが積もっています。何回かの噴火により、幾たびにもわたって火山灰が降り積もったためにこのように何層も重なる様相になったのでしょう。

観察できること:火山灰の構成

〇火山灰が何でできているか観察してみよう。
 黄色い層を近づいてよく観察してみましょう。大町の火山灰層はその多くが軽石で形成されていますが、黄色に変色した粒が軽石です。大きさは小さいものから2,3㎝ほどのものまであります。本来は白い軽石ですが、風化してこのような色になりました。

観察できること:火山灰中の鉱物

〇火山灰を洗ってみよう
 地層の重なりを観察したら火山灰を地層から取り、ほんの少量お椀に入れましょう。さらにお椀に水を入れ、親指でコメを研ぐように火山灰を洗います。水を何回か取り替え、濁らなくなるまで洗います。
 茶色だった火山灰が、白と黒のごま塩のような色になっていれば大丈夫です。

〇鉱物を観察しよう
 お椀に残っていた粒は、ほとんどが鉱物と呼ばれるものです。大町の火山灰はとても鉱物に富んでいることで有名です。
 手の甲にとってルーペで観察してみましょう。白い鉱物もあれば、黒い鉱物もあります。その種類は石英、斜長石、輝石、黒雲母、角閃石と呼ばれるものです。

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