ここでは車を止めることができるため、車で観察に来てもよいでしょう。ゲートボール場から道路沿いをダムに向かって歩いていく途中に大露頭があります。ゲートボール場から歩いて２～３分ほどです。車に注意して向かいましょう。余裕があればルートマップ中の沢２にある石炭層を見に行ってもよいでしょう。

ここでは大部分が厚い砂岩層からなる大露頭を観察することができます。
砂岩層以外にも、ときおり炭質物を含む泥岩層や礫岩層も観察することができます。
まずは遠くから見て、地層がどのように広がっているか、どのように傾いているか、それぞれの層の厚さはどのくらいかなどおおまかに観察しましょう。それから近づいて、層の中に含まれる砂岩の砂はどのくらいの大きさの粒か、地層中で大きさに変化はないかなど細かい部分に注目して観察してみましょう。

この露頭ではクリノメーターをもちいて、走向傾斜を測定することができます。地層の走向と傾斜をはかってみましょう。

またこの露頭ではリップルマークという、海底や海岸の砂の表面に)波型の凹凸ができ、それが保存されたものを見ることができます。この写真中にも写っています。地層の面に凸凹している部分がないかよく探してみましょう。