神栄町の巨礫【登録者:管理人】

対象の学校
大町東小学校(大町市) 八坂小学校(大町市) 仁科台中学校(大町市) 八坂中学校(大町市)
学年
領域
観察ポイント
神栄町林道つきあたりの湖そば マップ

観察できること:巨礫の謎

大町や池田町の東方には標高900~1000mの高さに平らな尾根が続き、その上にはところどころに山砂利と呼ばれる直径1~3mの巨礫が乗っています。写真でも人と比べていかに礫が大きいかが分かるでしょう。この巨礫はなぜこんなに高いところにあるのでしょうか。
もちろん人が運んだものでなければ、近くの山から洗い出されたものでもないのです。
この礫を調べてみると、北アルプスの山の中にしかない花崗岩であるということが分かります。この礫は、昔松本盆地ができる前の平らな面にのっており、そのころに北アルプスから運ばれて、今ここにあるのです。

観察できること:花崗岩の様子

・巨礫がどんな岩石かみてみよう
巨礫の表面を観察してみましょう。風化しているため見にくいですが、結晶の粒が見られます。黒い有色鉱物の結晶と、白い無色鉱物の結晶の粒が見られます。割合としては無色鉱物の方が多く、無色鉱物が多く含まれる花崗岩だということが分かります。

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