ここでは砂岩と泥岩が規則的に重なる地層が見られます。

〇規則的な層の重なりを観察してみよう。
浅間温泉の裏山は、このようなきれいな地層でつくられています。約1600万年前の海底に堆積した地層です。泥と砂が交互に堆積しているため、このような地層の縞模様が形成されました。比較的硬く、ブロック状に割れる部分が砂で、黒色のピース状にボロボロと崩れるものが泥です。よく観察してみると砂岩では粒子が確認できますが、泥岩は確認できません。泥岩の方がより細かい粒子からできているためです。

砂岩と泥岩の境です。ここは泥の方が多く堆積しています。泥のたまりやすい、深い海だったことを意味しています。

地層の向きを測ってみましょう。地層は一般的に水平に形成されますが、形成後に地殻変動を受けて傾いたり、曲がったりします。地層の傾き具合はクリノメーターという方位磁石を使って測ります。