大峰で見られる地層【登録者:管理人】

対象の学校
松川小学校(松川村)
学年
小6
領域
地球
観察ポイント
大峰の大露頭

観察できること:河川がつくった地層をみてみよう

ここは池田町の北東部にあります。少し山の中に入りますが、立派な観察ポイントがあります。アクセスには車が必要となりますが、観察には大変勉強になりますので是非行ってみましょう。ただし、落石などの危険もありますのでヘルメットの準備など危険対策もしっかりと行ってください。

〇礫が作る地層を見てみよう。
ここでは礫(≒石)が主体となる、「礫層」を主に見ることができます。大峰層と呼ばれ、100~150万年前に河川の働きによって北アルプスから運ばれてきた礫がこのようにして地層を作ったと考えられています。

〇地層内の模様を見てみよう
露頭に近づいて地層がどんなものでできているのか見てみましょう。ここでは主に礫が地層を作っていますが、他にも河川が運んだ砂や火山灰などが地層を作っています。
砂の層をよく見てみましょう。黒い細い筋が見えます。これは水が砂を運んだ際にできる「ラミナ」と呼ばれる地層です。専門家はこの模様から川がどちらの方に流れたか、速さはどうだったのかなどを読み取ったりします。

〇地層のずれ、断層を見てみよう
小規模ですが、断層が見られます。地層に縦方向に入っている割れ目が断層です。断層を境に左右の地層が食い違っています。

観察できること:地層の傾き

〇地層の傾きを見てみよう
層の重なり、構成が観察できましたら、次は地層がどのように傾いているか観察しましょう。準備できればクリノメーターを使用するのも良いでしょう。
本来ならば地層は水平に堆積するものですが、堆積した後で、大地に力がかかることによって地層が傾くことがあります。ここではどのような力がかかって地層が傾いたのでしょうか。考えてみましょう。

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