浦野川の右岸の河原です。道路から土手を下って河原まで安全にアクセスすることができます。

河原の石はインブリケーションといって、流れの方向にむかってななめの状態の石が多く見られれます。

川の水はそれほど多くないため、川に砂などを流したりして川の流れる様子を観察してみてもよいでしょう。

礫はだいたい10～20cmほどのものが多く見られます。礫の種類は泥岩、砂岩、火山岩、閃緑岩、村雨石(接触変成した岩石)などです。写真では中央下の黒い岩石が泥岩で、右上の灰色っぽく白い粒が目立つのが火山岩、左上の黒っぽい斑点が目立つのが村雨石です。
この河原では、火山岩の礫がおおくみられます。

ここでは河床に”越戸の泥岩露頭”で紹介した露頭から続いている露頭が露出しています。
そのため、露頭では玄能石や化石を探すこともできます。
また、”越戸の泥岩露頭”で紹介した礫岩の砕屑岩脈も見ることができます。写真で赤い線で囲ってある部分が砕屑岩脈です。時間があるなら、露頭で砕屑岩脈と泥岩の違いを観察してみてもよいでしょう。

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