千曲川の河原~大杭橋のそば~【登録者:管理人】

対象の学校
東小学校(小諸市) 水明小学校(小諸市) 坂の上小学校(小諸市) 野岸小学校(小諸市) 千曲小学校(小諸市)
学年
小5 小6
領域
地球
観察ポイント
千曲川左岸側大杭橋のそば マップ

観察できること:千曲川の水の流れ

ここは大杭橋そばの千曲川の左岸にある河原です。
小諸大橋のそばから河原・湯の瀬温泉方面へ下る道へ入ってください。
車でも行くことができます。河原も広く、観察に適した河原です。

・川の流れを観察してみよう。
 ここでは川の流れる様子(流速や向き)やその速度の違いによって砂や石がどのように運ばれるか観察してみましょう。流量の少ない、安全な時には川に入って川の流れを体感するのもいいかもしれません。

・大雨で増水した河原を見てみよう。
 大雨が降った後の川は、水量も多く、流れも速くなります。また水量がもとに戻った後も、河原には木やゴミが溜まっていたり、川の形が変わってしまっていることもあります。
※増水した川はとても危険です。増水時の河原へは降りないようにしましょう。

観察できること:川が運んだ礫や砂

ここでは1cm~40cmほどの大きさの礫が見られます。
礫の種類は、ち密な火山岩、チャート(関東山地起源)、礫岩、凝灰角礫岩、頁岩、変成岩(結晶片岩)、混在岩、花崗岩、閃緑岩などです。特に火山岩が多く見られます。種類が多く、観察に適しているでしょう。
写真はこの河原でみられる主な岩石を紹介しています。
自分なりに色・形・大きさ・種類などで仲間わけしてみてもおもしろいでしょう。

観察できること:大地を作る地層

千曲川の対岸右岸側大杭橋の下に地層の露出している露頭があります。
この露頭は繰矢川溶結凝灰岩という岩石からできてきます。
溶結凝灰岩とは、火山灰が堆積し、自分自身の熱によって溶けて固まったものをさします。
河原とは対岸にあるため近づいて観察はできませんが、遠目で観察してみましょう。
また、大杭橋の下流側の河原の対岸にも露頭が見られます。こちらは大杭層の最下部にあたる火砕流による堆積物です。

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