建部神社
観察できること:上・下竹田両区の氏神様で、春・秋の2回祭典を行います。
【祭り神】
素盞鳴尊(すさのおのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)
【由緒】
大同年中(806~809)年、坂上田村麻呂東征の途次、島々谷の賊徒及び中房山八面大王退治のため、竹田山宮沢の地に素盞鳴尊の変身である牛頭大王を祀り,手ずから作った唐猫様と称する狛犬一対を神前に供えて祈誓をこめ盛大な祭りを行うとともに、この沢よりやや上の峯の平らな所に軍旅を休め、島々谷を見下ろして軍略を練ったと謂われています。それ以来、安和2(969)年にこの宮沢の祠を奥社とし、里宮を今の殿村の東あたりに勧請して祠を建ててお祀りし、更に宝永元(1704)年に現在地へ奉遷し、今日に至っている。
【社殿】
本殿と拝殿は宝永年間(1704~1710)年の造営。舞宮は明和年間(1764~1771)年の造営であったのを天保4(1833)年に改築されています。
【宝物】
棟札19枚…本社創立以来のもの。
御鏡2面……宮本武蔵守、藤原吉彦作。
太刀1振……古刀の打ち直し、身7寸。
剣(つるぎ)1振…剣身7寸,柄4寸、作者不明。
駒豹1対…木製、縦1尺横2尺,台付。
鰐口(拝殿の前面の軒につるす大きな鈴)1個…真鍮製,
径5寸、永禄6年原孫右衛門寄付。
【祭り】
以前は6月27日・28日に行っていましたが、大正10年頃から10
月6日・7日に変更されました。更に、今は9月下旬の土・日曜に行われています。子ども神輿や青年による相撲が奉納されます。尚、5月中旬に水神様の祭典が行われています。