保福寺川の河原とそこで見られる地層
観察できること:川岸の浸食の様子、礫や砂が運ばれる様子
海底で堆積した地層
○川岸の浸食の様子を観察しよう。
この川では川岸が削られている様子が観察できます。これが「河川の流れによる浸食」です。水の流れの異なる場所では、浸食の度合いにも違いがあるのでしょうか。話し合ってみましょう。
○どのような種類の礫があるか調べてみよう。
角ばった石が多いでしょうか?丸みを帯びた石が多いでしょうか?この河原では少し角ばった石が多く見られます。この石はどこから、どのようにして運ばれてきたのでしょうか。考えてみましょう。また、色や形でグループ分けした後で、堆積岩と火成岩に区分するのも良いかもしれません。
○水の流れや川底を観察してみよう。
川の流れは速いでしょうか、遅いでしょうか。どこも同じように流れているわけではありませんね。水の流れの違いや、その速度によって石や砂がどのように運ばれるかを観察してみましょう。安全が確認できる場合は、実際に水に入り、砂を流して実験してみるのも良いかもしれません。
○地層を観察しよう。
浸食された川岸では、古い時代に泥が堆積してできた「別所層」が観察できます。
※注意:雨などの後に増水した川には近寄らないようにしましょう。鉄砲水などが発生する場合もあります。水が濁ってきたらすぐに河原から上がりましょう。
ここは護岸工事がされてますので、河原に降りるときには気をつけて降りましょう。