会田中学校脇にみられる地層
観察できること:海底地すべりで堆積した地層
〇きれいな地層の重なりを観察してみよう。
ここでは海底で堆積した「青木層」という地層が見られます。泥と砂が交互に堆積していて、そのために地層の縞模様ができます。比較的暗くボロボロと崩れやすい部分が泥の部分で、明るいところが砂の部分です。よく観察してみると、粒子の大きさが違うことがわかります。
普段は泥がしずしずと堆積する海底ですが、時折海底地すべりなどが発生します。その際に大量の砂が運ばれ、このようなきれいな層ができます。このような地すべりが幾度にもわたって発生し、砂と泥が交互に重なった“地層”が形成されるのです。
観察できること:大地の動き、地層の傾き
〇クリノメーターを使って地層の傾きを調べよう。
地層の重なりが観察できましたら、次は地層がどのように傾いているか観察しましょう。準備できればクリノメーターを使用するのも良いでしょう。
本来ならば地層は水平に堆積するものですが、堆積した後で、大地に力がかかることによって地層が傾くことがあります。ここではどのような力がかかって地層が傾いたのでしょうか。考えてみましょう。