塩川小学校の裏山で見られる地層【登録者:管理人】

対象の学校
塩川小学校(上田市)
学年
小6
領域
地球
観察ポイント
学校裏山の地層 マップ

観察できること:裏山を形成する礫層 

○水平に堆積した礫層を観察してみよう。
 ここで観察できる堆積物は、小諸層群と呼ばれる地層のなかでも、『布引層』に分類されるもので、およそ100万年前に湖の中で堆積したものです。長い年月を経て、構造運動によって地面が上昇し、現在では塩川小学校の裏山全体に現れています。

 色だけでなく粒子にも違いがあり、極細粒な泥と比較的粗い砂が、極粗粒の礫層の間にはさまれています。このような粒度の異なる重なりが地層の縞模様をつくっているのです。

○礫層の礫の大きさはどれくらいだろう。
 少し近づいて礫の大きさを測ってみましょう。一番大きくてどれくらいでしょう?複数個測定し、平均を導いてみましょう。

○礫の並び方や向きに規則性はあるのか観察しましょう。
 層の方向に対して礫はどのように含まれているのでしょうか。簡単にスケッチをとるのも良いでしょう。

※注意:礫が落ちてくることがあります。頭上には気を付けて観察しましょう。長い間露頭の下にいることはせず、また露頭に背を向けて立つのも危険なのでやめましょう!

○クリノメーターを使って地層の傾きを測ってみよう。
 教材として準備できる場合は、クリノメーターを使って地層の姿勢を測るのも良いでしょう。その際にも頭上の礫の落下に気を付け、安全に測定を行いましょう。

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