塩川小学校の南を南北に流れる塩川沢は、かつて象の化石が見つかったことで有名な場所でもあり、また小学生でも安全に楽しく散策が可能な沢なので、自然の学習の場としてはもってこいと言えます。南方付近から安全に沢に降りることができます。
　
〇水の流れや川底を観察し、足元の大きな礫が運ばれるのはどんなときなのか考えよう。
水の流れ方によって石や砂の運ばれ方にも違いが現れます。実際に水の中に入って石や砂を流す実験をしてみましょう。流れの強いところではある程度の石も流れますが、流れの弱いところでは細かな砂しか流れません。そうした流れの違いが川のどの場所に現れているかも確認しましょう。

〇どのような礫があるか調べよう。
塩川沢の礫は丸みを帯びているでしょうか、角ばっているでしょうか。また色はどうでしょう。色や形でグループ分けしたのち、火成岩と堆積岩で分けてみるのも良いでしょう。塩川沢には丸みを帯びた礫が多く、また堆積岩が多いのが分かります。

〇少し上流まで歩き、礫の大きさやかたちがどのように変わるか観察してみよう。
一般的に上流に上がるほど礫は大きく角ばっていきます。塩川沢ではどうでしょうか。

〇大雨で増水したあとなどに河原の様子がどう変わっているか観察してみよう。
（絶対に増水した河原には降りないこと！）