上川の河原・露頭 ~ビーナスライン脇~【登録者:管理人】

対象の学校
北部中学校(茅野市) 米沢小学校(茅野市)
学年
領域
観察ポイント
上川の河原(ビーナスライン脇) マップ

観察できること:川による浸食

 ここはビーナスライン脇の河原です。土手から河原に降りる階段があります。河原も広く観察にはもってこいの場所です。しかし、川底がえぐれて深くなっているところもあります。十分に気をつけて観察を行ってください。またビーナスラインは非常に交通量が多いので、車にも十分気を付けましょう。

〇川が削った大地を見てみよう。
 ここでは川の対岸にある崖がまず目に入ります。川が地面を削ったために崖ができました。川の底も、水の流れによって削られていますね。
 崖には大きな礫がたくさん入っています。このような地層を「礫層」と言います。

※崖には決して近づかないでください。上から大きな礫が落ちてくる可能性があります。

観察できること:川の水が流れる様子

〇川の流れを観察してみよう。
 ここでは水の流れる様子(流速や向き)やその速度の違いによって砂や石がどのように運ばれるか観察してみましょう。流量の少ない、安全な時には川に入って川の流れを体感するのもいいかもしれません。砂を流す実験も行ってみましょう。

〇大雨で増水した後の河原の様子を見てみよう。
 大雨が降った後の川は、水量も多く、流れも速くなります。普段きれいに透き通った川でも、増水時は茶色く濁り、ごうごうと音を立てて流れます。写真も増水時の川の様子です。また水量がもとに戻った後も、河原には木やゴミが溜まっていたり、川の形が変わってしまっていることもあります。

※増水した川はとても危険です。増水時の河原には絶対に降りないでください。

観察できること:川が運んだ礫や砂

〇どのような礫があるか調べてみよう
 川の流れる様子を確認した後は、どんな石が河原にあるか見てみましょう。いろいろな色の石があると思います。形はどうでしょうか。角張っているいしでしょうか。丸い石でしょうか。大きさはどのくらいですか。

 ここでは小さな石から、大きな石までがありますね。人よりも大きな石も見られます。このような石はどのようにして運ばれてきたのでしょうか。

 種類としては安山岩や礫岩など火山起源のものが多く見られます。

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