小野川の河原 ~上町地区~【登録者:管理人】

対象の学校
両小野小学校(辰野町)
学年
小5
領域
地球
観察ポイント
上町地区の小野川 マップ

観察できること:川の水の流れる様子

ここは中央本線の脇にある、小野川の河原です。西から流れてくる支流との合流点となります。学校から歩いて、中央本線を渡った先です。河原へは歩いて降りることができます。ただ、あまり河原は広くないので大人数の観察は向きません。駐車スペースもありません。

〇川の流れを観察してみよう。
ここでは水の流れる様子(流速や向き)やその速度の違いによって砂や石がどのように運ばれるか観察してみましょう。ここは流量もそれほど多くないので、実際に川に入って川の流れを体感するのもいいかもしれません。砂を流す実験も行ってみましょう。
河原をよく見ると、川の浅いところ、深いところがありますね。水の流れはどうでしょうか?速いですか?遅いですか?深さによって違いはありませんか?河床には砂、礫(石)どちらが溜まっていますか?目を凝らして観察してみましょう。

〇大雨で増水した後の河原の様子を見てみよう。
大雨が降った後の川は、水量も多く、流れも速くなります。普段きれいに透き通った川でも、増水時は茶色く濁り、ごうごうと音を立てて流れます。また水量がもとに戻った後も、河原には木やゴミが溜まっていたり、川の形が変わってしまっていることもあります。

※増水した川はとても危険です。増水時の河原へは絶対に降りないでください。



観察できること:川が運んだ礫や砂

〇どのような石があるか調べてみよう
川の流れる様子を確認した後は、どんな石が河原にあるか見てみましょう。いろいろな石があると思います。形はどうでしょうか。角張っているいしでしょうか。丸い石でしょうか。大きさはどのくらいですか。

ここではちょうど人の頭ぐらいの石が目立ちますね。10㎝~20㎝程のものが多く、大きいものは30、40㎝ぐらいあります。形は、角張っているものが多いですね。ただ、ところどころ丸い石も見られます。

色もさまざまなものが見られます。緑色のものから、白、黒、ベージュ…
種類としては古い時代の堆積岩(礫岩、砂岩、泥岩、凝灰岩)などが見られます。さらに、縞状の組織を持った花崗岩や片岩状の岩石なども見られます。

河原は狭いですが、石をいろいろと集めて、種類分けをしてみましょう。どんな基準でもかまいません。色、形、質感…自分たちなりにやってみましょう。すると何か面白い発見があるかもしれません。

さて、丸い形をした岩石はどんな岩石が多いでしょうか?

観察できること:川による浸食

〇石のおおもとを見に行ってみよう。
ここのポイントの近くに、地層が見られる崖があります。そこでは河原で見られる石と同じ岩石が見られます。川はこのような崖を浸食して、出来た土砂クズを運んできます。河原にで見られる石はその土砂クズなんですね。
詳しくは「飯沼川脇の崖」というポイントのページをご覧ください。

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