ここは梓川の梓川橋より上流150m行ったところです。右岸側に小さな公園があり,そこから河原へ下りることができます。

〇梓川の水の流れや川底の様子を観察し、足元の大きな礫が運ばれるのはどんな時なのかを考えよう。

〇少し上流まで歩き、礫の大きさやかたちがどのように変わるか観察してみよう。

〇大雨で増水したあとなどに、河原のようすがどう変わっているか、観察してみよう。（絶対に増水した河原には降りないこと！）

〇どのような種類の礫があるか観察してみよう。
ここではチャート岩や砂岩、泥岩をはじめとした堆積岩、花崗岩や安山岩などの火成岩が見られます。なかには熱による変成を受け、ほのかに赤色を呈する砂岩や泥岩も見受けられます。色や大きさで分けたり、堆積岩と火成岩に分けたりして礫の様子を詳しく観察してみましょう。

川の対岸はちょっとした崖になっています。見えている地層は、現在の梓川が昔に運んできた礫や砂からできています。このような層を礫層、(現世）河川堆積物と言ったりします。河川が地面を浸食してきたためにこのような崖ができました。